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石破元国防長官が与党選挙で勝利、新首相に内定

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金曜日に行われた自民党総裁選の決選投票で、高市早苗経済安全保障担当大臣を破り、石破茂元防衛大臣が次期首相に就任することが確実となった。

5回目の総裁選で、党幹事長も務めた石破氏は自民党議員と一般議員が投じた有効投票409票のうち215票を獲得、高市氏は過去9回の接戦で194票を獲得した。候補者。

石破氏は防衛、農業、地方創生に精通した67歳の政策専門家で、来週火曜日の議会で岸田文雄氏に代わって首相に指名される予定だ。その後、新しいリーダーが内閣を組織することになる。

2024年9月27日、決選投票で総裁選に勝利した後、東京の与党本部で自民党議員らに手を振る石破茂元防衛大臣。 (共同)==共同

石破氏は正確な時期については示唆していないが、与野党議員はいずれも年内に総選挙を実施する可能性に備えている。

勝利を収めた石破氏は、政治資金スキャンダルで打撃を受けた自民党が強い逆風に直面していると指摘し、総裁選後に自民党議員に団結するよう呼び掛けた。

石破氏は党首選後の記者会見で「この厳しい状況を乗り切るために、党、内閣、議会の中で適切に責任を果たせる人材を人選していく」と述べた。

解散総選挙に向けていつ衆議院を解散するつもりかとの質問に対し、石破氏は「できるだけ早く」国民の負託を得る必要性を認識していると述べ、国会での野党との議論の重要性を強調した。

しかし石破氏は同日、テレビ番組で衆院解散が「今年以降に起こることは考えにくい」と述べた。

自民党の連立パートナーである公明党は土曜日に新しい党首を選出する予定で、日本の主要野党である立憲民主党は今週初めに野田佳彦元首相を党首に選出した。

退任する岸田文雄首相の後継者を選ぶ党総裁選挙での勝利を受け、新たに選出された自由民主党総裁の石破茂氏が2024年9月27日、東京の自民党本部で記者会見で語る。 (共同)==共同

立憲民主党の前身が政権を握っていた2011年から1年以上日本を率いてきた野田氏は、石破氏を「ためらわない」人物だと評し、石破氏との実質的な議論に期待を表明した。

金曜日の選挙では、第1回投票で自民党議員と一般議員が投じた有効投票735票の過半数を獲得した候補者はいなかった。

高市氏が181票でトップとなり、石破氏が154票で続いた。改革志向の人気首相を父に持つ最年少候補者、小泉進次郎氏(43)が136票で3位となった。

党内派閥の裏金スキャンダルで自民党に対する国民の信頼が損なわれたため、党刷新が最優先課題とみられている。

家計に影響を与えるコストの上昇を背景に経済成長が依然として不安定な一方、中国、北朝鮮、ロシアによる挑発行為が日本に安全保障上の脅威をもたらし続ける中、石破氏の指導力が試されることになる。

石破氏の当選後、中国は日本に対し「前向きで合理的な」政策姿勢をとるよう求めたが、韓国は岸田政権下で確立した勢いを生かし、緊密な意思疎通を維持し、日本との関係改善を継続することへの期待を表明した。

石破氏は、中国と台湾の間の緊張が依然として高く、ロシアのウクライナ侵略と類似しているこの地域で、アジア版NATO集団安全保障枠組みの創設を構想している。

自民党総裁選での勝利を受け、東京の自民党本部で高市早苗経済安全保障相(左)および岸田文雄首相と握手を交わす自民党新総裁の石破茂氏(右派)、2024年9月27日撮影。退任する岸田首相の後継者。石破氏は決選投票で高市氏を破った。 (プール写真)(経堂)==経堂

首相は日米二国間同盟が強固である必要性を強調する一方、首相として在日米軍の地位を定めた協定の見直しを目指す考えも示した。

同氏は、戦争放棄を謳った憲法を改正して自衛隊に特に言及することを望んでおり、これは武装組織の合憲性をめぐる国内議論に終止符を打つという自民党の長年の目標と一致する。

同氏が経済をどのように舵取りするかについては依然として不透明感があり、同氏の勝利のニュースで日本円が対ドルで急騰している。同氏は金融所得に対して増税を課す考えを浮上させている。

同氏は夫婦別姓の容認に前向きの姿勢をとっているが、この問題は伝統的な家族形態を重視する高市氏のような保守派議員らの抵抗に遭い、議論が分かれている。

タカ派的見解で知られる故安倍晋三首相と同調する保守派の支持を受け、63歳の高市氏は2度目の立候補で日本初の女性首相になることを熱望している。

他の立候補者は、小林孝行元経済安全保障相(49)、林芳正官房長官(63)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元厚労相(68)、河野太郎デジタル相(61)、自民党の茂木敏充幹事長だった。 68.

史上最長となる15日間の選挙運動中、9人の候補者は党刷新を求める声を強め、急速に高齢化が進み成長の可能性が低い国であり、アジアにおける米国の重要な同盟国である日本に対するビジョンを示した。

党の派閥のほとんどが解散したため、幅広い分野の候補者が浮上した。これらのグループは以前にもメンバー間の団結を要求し、メンバーの投票行動に影響を与えていた。

石破氏を含む一部の候補者は、解散を見送ることを決めた唯一の派閥を率いる麻生太郎元首相のような有力者に接近し、舞台裏の支援を確保するための土壇場とみられる。


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