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相撲シーン / 武藤関が地元でパレードを行い勝利を祝う

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The Yomiuri Shimbun
右の武富士と伊勢ヶ浜親方は5月1日、武富士の故郷である青森県五所川原市で行われたパレードに参加した。

優勝した力士にとって、天皇杯の授与と優勝パレードは最高の栄誉だ。旗手とともにオープンカーに乗り、両国国技館や地方場所の会場付近を回る。優勝パレードは、場所を観戦できなかった人たちに優勝を披露する場であり、沿道には優勝を祝う多くのファンが集まる。

残念ながら、足の怪我のため、武富士は今月の大相撲夏場所を棄権しなければならなかった。しかし、3月の春場所で110年ぶりに新人力士として優勝した後、最終日にはエディオンアリーナ大阪としても知られる大阪府立体育館周辺で公式パレードが行われた。

5月1日には故郷の青森県五所川原市でも凱旋パレードが行われた。市の発表によると、沿道には5万5000人もの人が集まった。

武藤は「皆さんのおかげで勝利を掴むことができました」と感謝の意を表した。

過去の勝利パレードに関する逸話は数多くある。

1956年春場所の関脇朝潮、1959年夏場所の横綱若乃花はともに逆転優勝したため、正装を準備する暇もなく、まわし1本でオープンカーに乗り込んだ。いわゆる「全裸パレード」が話題となった。武富士のように地元でパレードを行った力士の例は多い。

大関琴奨菊(現秀ノ山親方)は2016年初場所で、日本出身力士として10年ぶりに天皇杯を制した。同年3月には故郷の福岡県柳川市の運河を船で巡り、地元の声援を浴びた。地元密着型の相撲ならではの祝賀行事だ。

プロ野球などのスポーツではシーズンオフに優勝パレードが行われることが多いが、相撲では場所ごとに優勝者が1人ずつ、年間6人いるので、相撲といえばパレードを思い浮かべる人が多い。

それはすべての力士が夢見る至福の瞬間だ。優勝した力士たちは口を揃えて、15日間の大会の疲れが吹き飛ぶ喜びのひとときだと言う。

— 上村さんは相撲の名人です。



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