カリフォルニア州の消防当局によると、米国最大の山火事は火曜日に600平方マイル（1,553平方キロメートル）以上に拡大し、ロサンゼルス市よりも広大になった。サクラメント北部の自然保護区で数千人の消防士が消火活動に当たった。
カリフォルニア州と他州から集まった5,500人以上の消防士が、州都サクラメントの北約90マイル（145キロ）にある同州セントラルバレーで燃えているパーク山火事の消火に24時間体制で取り組んでいた。
当局によると、火災は385,065エーカー（155,830ヘクタール）に拡大し、カリフォルニア州史上5番目に大きな山火事となった。
消防当局によると、火曜日のパーク火災は、約38万エーカーを焼失したフレズノ郡の2020年のクリーク火災の規模を超えた。
しかし、これはカリフォルニア州北部の7つの郡で100万エーカー以上を焼失した、2020年の州史上最大の火災であるオーガスト・コンプレックス火災よりはまだ規模が小さい。
カリフォルニア州森林火災予防局（Cal Fire）のダン・コリンズ消防隊長は、乾燥した草、灌木、木材を燃料とするパーク火災は急速に広がっていると述べた。
「この火災には燃えやすい燃料が大量にあり、そこに到達するのが困難だ」と彼は語った。「私たちの防火線は周囲260マイル、タホ湖3つ分の大きさだ。人員をそこに到着させるのに2、3時間はかかる」
国立気象局の気象学者アシュトン・ロビンソン・クック氏は、火曜日の天候では雷雨の可能性はわずかだと述べた。
その後は雨が降る気配はなく、暑く極度の乾燥が続くだろうと彼は述べた。
水曜日には気温が華氏100度（摂氏37.8度）に達し、来週月曜日までその水準で推移する可能性があり、相対湿度は7％まで低下するだろうと彼は述べた。
消防当局によると、パーク火災は火曜日時点ではわずか14％しか鎮火されておらず、4,000人以上が避難を余儀なくされ、192棟以上の建物が破壊または損傷した。
負傷者や死亡者は報告されていない。
カリフォルニア州消防局の広報担当者ジェレミー・ホリングスヘッド氏は、煙が残っていたため、火災現場に水と消火剤を投下していたヘリコプター41機が着陸できない状態になったと述べた。
避難の対象には、州史上最悪の犠牲者を出した2018年のキャンプファイアで壊滅的な被害を受けたパラダイス町も含まれている。
当局によると、先週水曜日に炎上中の車をビュート郡の峡谷に突き落とし、パーク山火事を引き起こしたとして起訴された男は、月曜日に正式に放火罪で起訴されたが、追加の容疑を待っているという。
カリフォルニア州チコ在住のロニー・ディーン・スタウト2世容疑者（42歳）は月曜日の罪状認否で不正行為を否認したとビュート郡のマイク・ラムジー地方検事が記者会見で述べた。
スタウト氏に弁護士がいたかどうかは不明だ。
スタウトは罪状認否をしなかったが、保釈は認められなかった。
ラムジー氏は、さらなる容疑が追加される可能性があるため、罪状認否は木曜日まで延期されたと述べた。
