ホーム Fuji 照ノ富士、通算10度目の優勝を目指すも失敗

照ノ富士、通算10度目の優勝を目指すも失敗

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読売新聞
横綱照ノ富士(右)は土曜日の名古屋場所で前頭6位貴ノ翔に追い出され敗退した。

横綱照ノ富士は、土曜日の大相撲名古屋場所で、残り1日で通算10回目の優勝を決めるチャンスがあった。「そんなに早くはない」と前頭6位の貴ノ翔は言う。

貴ノ翔はドルフィンズアリーナでのこの日の最後の取組で照ノ富士を破り、優勝争いを最終日に持ち込み、優勝のわずかな望みを繋いだ。

12勝2敗となった照ノ富士は、日曜に勝てば優勝の可能性がまだある。負けた場合、貴ノ将(11勝3敗)の勝利と合わせて、両者のプレーオフが行われることになる。

土曜日の対決では、貴ノ翔が序盤から攻め立て、照ノ富士が優位に立つことはなく、最終的に貴ノ翔を圧倒して両者の対戦通算12回中5回目の勝利を収めた。

両膝と背中の重傷に悩まされてきた照ノ富士は、1月の初場所後に今年2度目の優勝を狙っている。その後、過去2場所は序盤か途中で棄権している。

他の試合では、琴桜が大関貴景勝の惨めな状況に追い打ちをかけ、序盤で貴景勝を止め、徐々に後退させて土俵から追い出した。琴桜は9勝5敗に勝ち越し、降格が濃厚な貴景勝は5勝9敗となった。

貴景勝はカド番の地位で戦っており、番付を維持するには勝ち越しの回数が多すぎた。今回の負け越しにより、貴景勝が2位で30場所連続出場した記録は途絶えることになる。

大学卒業後にプロ入りして以来、わずか7回目の場所で夏場所の意外な優勝を果たした関脇小野里は、美らの海をあっという間に土俵から押し出し、9勝5敗と勝ち越した。美らの海は10勝4敗とかなり立派な成績で敗れ、わずかな優勝の望みも絶たれた。

関脇対決では、阿比が霧島を叩き倒し、勝ち越し8勝目を決めた。先場所後に失った大関の地位を取り戻すために必要な10勝を挙げたいと望んでいた霧島は、現在7勝7敗で、さらなる降格を避けるためには最終日に勝たなければならない。



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