ホーム Fuji 水泳選手の鈴木隆行がパリパラリンピックで日本初の金メダルを獲得

水泳選手の鈴木隆行がパリパラリンピックで日本初の金メダルを獲得

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前日の華やかな開会式に続き競技初日となった木曜日、水泳の鈴木隆行選手が日本にパリパラリンピック初の金メダル、そして色別では初のメダルをもたらした。

過去5回のパラリンピック大会で10個のメダルを獲得している37歳の鈴木選手は、SB3クラスの男子50メートル平泳ぎで優勝し、すでに輝かしいメダルコレクションにさらに金メダルを加えた。

生まれつき両足と右腕に障害を持つ鈴木選手は、決勝で48.04秒を記録し、自己ベストを更新した。これは2008年の北京オリンピック以来16年間達成できなかった記録だ。普段は冷静な鈴木選手は、レース後、両腕を突き上げて喜んだ。

「この16年間、いろいろなことに挑戦してきましたが、ようやく実を結びました」と鈴木さんは言う。「とても嬉しいです」

鈴木選手は3年前の東京大会で同種目で銅メダルを獲得したが、その結果には満足していなかった。

「鈴木選手は16年ぶりに自己記録を更新し、(2008年北京五輪で獲得した)金メダルを取り戻すべく努力している」と、昨年1月から平泳ぎの指導に携わってきた岸本太一ヘッドコーチは語った。

転機が訪れたのは約1カ月半前。岸本さんのアドバイスに従い、鈴木選手はストローク後の右腕の伸ばし方を工夫した。肘から先の右腕を体の中心に近づけ、さらに前に動かすことでバランスが良くなり、パフォーマンスが格段に向上した。

彼は7月の国内大会とパリ大会直前のトレーニングキャンプで好記録を出し、自信を深めた。

鈴木選手はパリでまだ他の水泳競技も残っており、さらなるメダル獲得を楽しみにしている。

木曜日の他の競技では、15歳の水泳選手、川淵大洋がS9クラスの男子400メートル自由形で7位に終わった。

山口尚英選手と木下愛楽選手は、S14クラスの男子100メートルバタフライ競技でそれぞれ5位に入賞した。

男子車いすラグビー予選ラウンドAグループ戦で、日本はドイツを55対44で破った。

鈴木選手は自身の勝利が日本チームの他の選手たちの励みになることを期待している。

「初日から勢いがついた。日本チーム全体に広がっていけばいいな」と同氏は語った。

ジャパンタイムズによる翻訳



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