ホーム Fuji 水曜日のみ営業の村のラーメン店は今でも愛されている。たった2種類の味を提供しているにもかかわらず、この店は客を引きつけている。

水曜日のみ営業の村のラーメン店は今でも愛されている。たった2種類の味を提供しているにもかかわらず、この店は客を引きつけている。

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The Yomiuri Shimbun
Kumatsugi Ramen served at a ramen shop in Yabu, Hyogo Prefecture

兵庫県養父市 — 兵庫県養父市の山間部にある「くまつぎラーメン」は、水曜日のみ営業している。メニューは醤油ラーメンと味噌ラーメンの2種類だけで、1日10食限定だ。だが、こうした「シンプルでおいしい」味で、くまつぎは地元の人々に愛されている。

店は熊次地区自治会が運営しており、自治会事務所も入っている旧熊次小学校の玄関にテーブルと椅子を並べている。醤油ラーメンと味噌ラーメンはともに500円。中華風チャーシューやタケノコ、ワカメなどの食材は地元の食料品店などから仕入れている。

もちろん、ラーメン通が好む味ではない。だが、ほぼ毎週のように店に通う地元の女性(63)は「子どもからお年寄りまで楽しめる素朴な味。昭和のラーメンのような味で大好き」と話す。

同協議会事務局長の田中俊久さん(65)によると、周辺には飲食店が少なく、登山者や観光客が立ち寄る場所がない。20年にレトルトパスタなどを提供する店をオープン。昨年はメニューをラーメンに変更し、春と秋に営業する。

ラーメンを作るのは、民宿経営の経験がある田中さんとスタッフの男性(59)だ。学校の校庭でグラウンドゴルフをする人達もいて、地元の高齢者を中心に週に数人が訪れるという。将来的には登山客などにも利用してもらいたい。より多くの人に知ってもらうため、今年4月から水曜も営業し、今後は通年営業にする予定だ。

熊次エリアは、鉢伏高原や氷ノ山スキー場の近くに位置し、かつては200軒以上の民宿が営業していました。

「ラーメン店を、地元の人たちの交流の場としてだけでなく、観光客にも訪れてもらいたい」と田中さんは言う。「ここはゲストハウス街なので、ラーメンを通じておもてなしの気持ちを伝えたい」

営業時間は午前11時から午後2時までです。



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