土曜日に行われたパリ五輪スポーツクライミングのボルダリングとリードで、日本の森愛選手はリードの実力を見せつけたが、女子8人による決勝で4位となり、表彰台には届かなかった。
20歳のオリンピック初出場選手は96.1ポイントを記録して最高リードを獲得したが、ボルダリングで獲得したわずか39.0ポイントが足かせとなり、合計135.1ポイントで終了した。
パリ五輪スポーツクライミング女子ボルダリングとリード決勝のリードラウンドに出場する日本の森愛選手。2024年8月10日、パリ近郊ル・ブルジェのル・ブルジェ・スポーツクライミング競技場で行われる。(共同)==共同
スロベニアのヤンヤ・ガルンブレット選手は、ボルダリングで84.4点でトップ、リードで84.1点で3位、合計168.5点でオリンピック連続金メダルを獲得した。
スロベニアのヤンヤ・ガルンブレット選手は、2024年8月10日、パリ近郊ル・ブルジェのル・ブルジェ・スポーツクライミング競技場で行われたパリ五輪のスポーツクライミング女子ボルダリングとリードで、2大会連続の金メダルを獲得し、喜びを表した。(共同)
ル・ブルジェ・クライミング会場で、アメリカのブルック・ラバトゥ選手が156.0点で銀メダル、オーストリアのジェシカ・ピルツ選手が147.4点で銅メダルを獲得した。
2023年の世界チャンピオンである森は粘り強さと冷静さを兼ね備えて壁を登り、トップホールドにリードで挑んだ唯一のクライマーとなった。
パリ五輪スポーツクライミング女子ボルダリングとリード決勝で、日本の森愛選手がリードラウンドを終えて観客に挨拶する。会場はパリ近郊ル・ブルジェのル・ブルジェ・スポーツクライミング競技場で、2024年8月10日に行われた。(共同通信)==共同通信
しかし、ボルダリングでは4つの課題のうち最初の課題でゾーンに到達できず、トップに立ったのは1つだけで7番目のスコアを記録するなど苦戦し、表彰台は手に届かなかった。
「オリンピックという大舞台で、リラックスしながら自分の力を発揮できたのはプラスだし、自信にもなる」と森さんは語った。
「独特の雰囲気に圧倒されそうになった瞬間もありましたが、最後はいつも通りの登山で終えることができて楽しかったです。」
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