東京電力ホールディングスは、処理済み汚水を貯蔵するタンクの解体を2025年に開始することを目指している。タンクは昨年8月から太平洋に水を放出しており、現在は空になっている。
東京電力は、メルトダウンした福島第一原子力発電所から過去1年間に8回にわたる放出で合計6万2400トンの処理水を放出した。
政府と東電が周辺海域を調査した結果、処理水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度は安全基準を大きく下回っていることが分かった。国際原子力機関は先月、放出された水は国際安全基準を満たしているとの報告書を発表した。
