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東京都議会補欠選挙、選挙戦最終段階に突入。日曜の投票で衆院選の結果を占う見通し

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左:自民党の茂木敏充幹事長が木曜日、東京都府中市で街頭演説。右:立憲民主党の岡田克也幹事長が木曜日、東京都足立区で候補者の応援演説。

日曜に投開票される東京都議補欠選挙に向け、与野党は選挙戦の最終段階に全力を挙げている。

争われる9選挙区のほとんどは与野党の一騎打ちとなり、その結果が次期衆院選の行方を占うものとなるだろう。

「我が党は厳しい批判にさらされている」と、自民党の茂木敏充幹事長は木曜日、東京・府中市の駅前でマイクを握り、「これ以上問題を起こさず、政治改革を進めていく」と述べ、自民党内の派閥による一連の政治・金銭スキャンダルを受けて謙虚な姿勢を強調した。

補欠選挙戦が終盤に差し掛かり、自民党幹部や閣僚らが積極的に選挙区を訪れ、自らが支持する候補の応援にあたる姿が見受けられる。茂木氏はこの日、別の候補の応援で北区にもおり、土曜日には中野区にも足を運ぶ予定だ。

自民党全体がこの戦いに参戦しており、高市早苗経済安全保障担当相、河野太郎デジタル担当相、石破茂元幹事長など、著名な国会議員も選挙活動に派遣されている。

自民党は今回、8つの選挙区に候補者を立てたが、そのうち6つの選挙区は与野党対決となる。自民党は、このうち4つ以上で勝てば勝利とみなす。

自民党幹部は、補欠選挙は「同日投開票が行われる東京都知事選よりも党勢を反映する」ため、自民党が注力していると指摘。

同時に、自民党はジレンマに直面している。補欠選挙の候補者への支援を強化することは、自民党が大きな逆風に直面している時に候補者と自民党とのつながりを強調するだけであり、最終的には自民党に不利に働くことになるだろう。

安倍派の政治資金規正法違反で批判を浴びた萩生田光一前自民党政調会長の地元、東京・八王子では、自民党の小渕優子選挙対策委員長が6月中旬に集会に出席したが、集会は非公開で行われた。

自民党候補陣営の関係者は「今回は浮動票ではなく、支持基盤の固めが優先だ」と語った。

東京都知事選で連携する立憲民主党と共産党は、補選で互いの選挙区に候補者を立てず、7選挙区で候補者を分け合うことで反自民党票の取り込みに躍起だ。

自民党と異なり、立憲民主党と共産党は都知事選と並行して補欠選挙の選挙活動を展開しており、立憲民主党の岡田克也幹事長は木曜日、東京都の足立区で「日曜日には都知事選と都議補欠選挙という二つの重要な選挙がある」と語った。

日本共産党の小池晃書記局長は木曜日、北区の路上で「知事が替わり、議員の数が増えれば都政は変わる」と訴えた。 [new] 小池氏は「知事与党の支持率が高まる」と述べ、ある知事候補で元立憲民主党議員の名前を15回挙げて支援を呼び掛けた。

日本維新の会は、反自民党票をめぐって日本共産党が支援する候補者と対決するため、2つの選挙区に候補者を立てた。



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