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東京・兜町の謎解きイベントが人気沸騰

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The Yomiuri Shimbun
Kabutocho in chuo Ward, Tokyo, japan

東京(時事通信)―東京・兜町と日本の資本主義の父として知られる渋沢栄一をテーマにした謎解きイベントが人気を集めている。

イベントは、東京証券取引所ビルなど同地区でオフィスビルや商業施設を所有する平和不動産が4月から開催している。参加者は店舗のロゴやビルの案内に隠されたヒントをもとに兜町に関するクイズを解き、スマホアプリで回答を送信する。

若者だけでなく、ファミリー層や40代・50代の間でも人気が高まっています。

渋沢氏は生涯で約500社の企業設立に携わり、兜町に日本初の銀行や東京証券取引所を設立した。渋沢氏は7月に発行される新1万円札に描かれ、2021年にはNHKのドラマで主人公として描かれた。

兜町はかつて銀行や証券会社が集まる金融街として知られ、1980年代のバブル期には証券マンで賑わった。しかし、金融機関の合併による減少や、電子取引の普及で証券会社が東証の近くにいる必要がなくなったことで、賑わいは失われていった。

平和不動産の入居誘致活動の結果、古い建物を改装したおしゃれなホテルやカフェが立ち並び、今では多くの観光客が訪れる街となっている。

同地区の商業施設「カブトワン」には渋沢栄一の等身大の金色の像が設置されており、多くの人が写真を撮ってSNSにアップしている。

クイズを解きながら、リニューアルした兜町を体験できる謎解きイベントです。

当初は20~30代をターゲットにしていたが、謎解きを楽しみたいファミリーや、リニューアルした兜町を楽しみたい40~50代も参加している。

平和不動産の担当者は「渋沢栄一をテーマにしたことで、幅広い年齢層の来場者を集めることができた」と話す。

同社は、魅力を発信することで「また来たい」と思ってもらえるよう、観光客の誘致や商業施設や企業のオフィス誘致など地域価値の向上につなげたい考えだ。

「渋沢栄一氏が銀行や東証を創設したように、新しいビジネスを始めようとする人たちを支援することも検討している」と関係者は語った。



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