オリンピック女子レスリング50キロ級現チャンピオンの日本の須崎優衣選手は、火曜日のパリでの初戦に敗れた。
3年前の東京では1点も譲らず金メダルを獲得した須崎選手は、パリのシャン・ド・マルス・アリーナでインドのヴィネシュ・ヴィネシュ選手に2対3で敗れ、94試合の連勝記録が途絶えた。
2024年8月6日、パリのシャン・ド・マルス・アリーナで行われたパリ五輪女子レスリング50キロ級で、インドのヴィネシュ・ヴィネシュ選手(左)が日本の須崎優衣選手(右)に勝利したと発表された。(共同)
パリで4度の世界選手権のうち初優勝を果たした25歳の彼女は、アジア大会で2度メダルを獲得した29歳のビネシュを相手に、求めていた運命をつかむことができなかった。
パリ五輪レスリング女子50キロ級フリースタイル1回戦で、日本の須崎優衣選手(左)がインドのビネシュ・ビネシュ選手と対戦する。2024年8月6日、パリのシャン・ド・マルス・アリーナで行われる。(共同)==共同
須崎は2対0でリードしていたが、試合終了間際にヴィネシュが同点に追いつき、最後の得点者として勝利を収めた。
「このように負けたことで、たくさんの人たちの応援を無駄にしてしまった」と須崎選手は語った。「私はパリ五輪に向けて、他のことは何もせずにトレーニングを続けた。この敗北は、私が五輪チャンピオンになる資格がないことを私に教えてくれた」
「やりたいことができなかった。何が悪かったのか分からない。」
パリ五輪レスリング女子50キロ級フリースタイル1回戦で敗れた須崎優衣選手(日本)=2024年8月6日、パリのシャン・ド・マルス競技場にて。(共同)=共同
須崎選手は、2004年から2016年にかけて達成した日本の伊調馨選手に倣い、オリンピックで4連続金メダルを獲得するという目標を掲げていたが、今回の敗北でその目標は打ち砕かれたようだ。
同じく日本の尾崎野々香選手は、女子68キロ級でモンゴルのエンクサイハン・デルゲルマ選手を敗者復活戦で6-0で破り、銅メダル決定戦に進出した。
男子グレコローマンスタイル77キロ級では、日下尚生選手が2試合に勝利し準決勝に進出した。
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