月曜日早朝、東京の靖国神社の参道にある石柱に落書きが見つかり、警察は捜査を開始した。6月にも同様の事件が起きていた。
警察によれば、落書きは黒のフェルトペンで書かれたとみられ、主に漢字とラテンアルファベットの文字で構成されており、「トイレ」などの単語は中国語で書かれていたという。
2024年8月19日に撮影された東京の靖国神社の石柱の写真。落書きが発見され、落書きされた部分は青いシートで覆われている。(共同)
午前3時50分ごろ、神社の職員が落書きを発見し、警察に通報した。
落書きは神社の名前が刻まれた石柱に書かれており、6月1日に「トイレ」という文字が赤いスプレーで落書きされているのが発見された場所と同じ場所だった。
前回の事件を受けて、日本在住の中国人男性が7月に器物損壊と礼拝所冒涜の罪で起訴された。
この事件に関与した疑いで他の中国人男性2人が指名手配されている。この事件は、神社の名前が刻まれた柱に男性が放尿しているように見える動画が中国のソーシャルメディアに投稿されたことで世間の注目を集めた。
今年初めに中国のソーシャルメディアに投稿された動画のスクリーンショットには、東京の靖国神社の柱に落書きをする男性が写っている。(共同通信)
2024年6月1日に撮影された写真。東京・靖国神社の石柱がブルーシートで覆われている。同日早朝、英語で「トイレ」と書かれた落書きが発見された。(共同通信)==共同通信
靖国神社は、第2次世界大戦後の国際法廷で戦争犯罪人として有罪判決を受けた日本の戦時指導者らが、同神社で追悼される240万人を超える戦没者の中に含まれており、中国や他のアジア諸国との外交摩擦の原因となっている。
日本の超党派議員団は、2024年8月15日の第二次世界大戦での日本の降伏79周年記念日に、戦没者や戦時中の有罪判決を受けた指導者を祀る日本の過去の軍国主義の象徴とアジアの近隣諸国からみなされている東京の靖国神社を参拝した。(共同通信)==共同通信
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