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東京の学校、保護者に教師探しを要請

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東京8月24日(日本のニュース東京都豊島区の小学校は夏休み中、ホームページで保護者に緊急の呼びかけを行い、「8月31日現在、教員の退職により3名の欠員が見込まれます」と伝えた。メッセージは続けて、保護者に「教員免許を持っている知り合いがいたら紹介してください」と呼びかけた。

1学期から教員不足に陥っていた同校では、2年2組の担任を臨時的に副校長が務めるなど、都教委に教員の増員を要請したが、状況は改善しなかった。

2学期が近づくにつれ、学校は教師探しに保護者の協力を求めるようになった。

ある保護者は「先生が足りず息子は美術の授業に通えませんでした。また、普段は専門科目を担当する先生が担任をやらなければならなくなりました」と話した。

豊島区教育委員会によると、区内の多くの小学校から教員の増員要請があったが、全ての要望に応えることができていないという。

小学校の教員不足は続いている。番組「イット!」は八王子市内の小学校を訪れ、現状を調査した。

夏休み中、この学校の職員室は教師でいっぱいだった。2023年、この学校の教師の一人が体調を崩し、3か月間休まざるを得なくなった。しかし代わりの教師が見つからず、副校長が担任として代わりになった。こうした状況は他の学校でもよくあるという。

八王子市立愛宕小学校の校長は「人事上のニーズは各校の管理者間でメールで情報交換し、状況を共有している。どの学校も困らないよう協力している」と話す。

教育評論家の尾木直樹氏は保護者への緊急呼びかけについて「追い詰められている気持ちは分かる。ただ、他校も同じようなことをやれば、保護者の不安を招きかねない。子どもたちも『うちの学校もこんな状態なのか』と不安になるかもしれない。これは文科省や国が取り組むべきことで、各校長任せにすべきことではない」と指摘した。

豊島区立の小学校のホームページに教員紹介の募集を掲載していたが、現在は削除されている。

ソース: FNN



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