2024年6月14日 12時15分
東京の店舗の壁一面に、色鮮やかでおしゃれ、履き心地の良い草履が並んでいます。
日本の伝統的なサンダルである草履は、通常は屋外で使用するためのものですが、東京の古い地区を歩いているときに、メリヤスと呼ばれる柔らかいニット生地で作られた、履き心地のよい草履を見つけました。
「メリコティ」という名のこの店は、室内用の布製草履を専門に扱っており、東京都墨田区の両国国技館の近くにあります。
草履の底は、布の細片を楕円形に編んで作られています。草履の色は、赤、オレンジ、濃い緑、ラベンダーなど様々です。黄色と灰色など、多色の草履もあります。
北欧の住宅のインテリアを思わせる色合いが、日本の伝統的な草履とよく合います。
草履の鼻緒に使われる布地のデザインには、刺繍された花や、日本語では枇杷(びわ)の模様、翼を広げたコウモリなどがある。
1足は、ベースにいちごシャーベットカラーのメリヤス、鼻緒にいちごモチーフの生地を使用して製作しました。
店主の小高集(つどい)さん(52歳)は東京出身で、メリヤスニット生地を生産する工場を持つ75年の歴史を持つ地元企業、小高メリヤス工業の3代目社長だ。
同社はアパレル企業に素材を販売しているが、小高氏は消費者に直接販売できる製品も作ろうと決めた。
その思いからメリヤスの生地を使った草履を作った。2014年に店を開き、草履や靴下などを販売している。
草履の台となる生地は自社工場で糸から織り上げ、全国の職人に依頼して草履の形に織り上げている。鼻緒を作る工程と台に付ける工程もそれぞれ別の職人が担当している。
「私たちの草履を作るには、多くの職人の技術が使われています」と小高さんは言う。
店内には、織りの技術を後世に伝えるため、約80年も使われてきた古い織り機が置かれています。
厚手の生地を使用した草履は、柔らかくて丈夫。通気性も良く、特に夏場は履き心地が良いのが魅力です。草履と合わせて履ける「Tutumu」ブランドの足袋も販売しています。
最近、この店にはかつてないほど多くの外国人観光客が訪れるようになった。
「この機会にメリヤスの魅力を世界に発信したい」 [shop]」と小高さんは言いました。
自分で作る
Merikoti では、布製の草履を自宅で作れるキットを販売しています。キットには、さまざまな色の土台となる素材と、それに合わせた鼻緒が含まれています。キットには、草履の組み立て方を示すビデオの説明も含まれています。
当店では、草履の作り方講座や講師養成講座など、草履のワークショップも開催しています。詳しくは、店舗のウェブサイト(https://www.meri-koti.tokyo)をご覧ください。