ホーム jpn 日経平均株価は米経済への懸念で4%以上下落、今年3番目に大きな下落

日経平均株価は米経済への懸念で4%以上下落、今年3番目に大きな下落

9
0


水曜日の日経平均株価は4%以上急落し、今年3番目に大きな下落となった。予想を下回る米国製造業のデータが発表され、米国経済の減速に対する懸念が高まったためだ。

日経平均株価(225銘柄)は火曜日から1,638.70ポイント(4.24%)下落し、8月15日以来の安値となる37,047.61で取引を終えた。東証1部指数(TOPIX)は99.78ポイント(3.65%)下落し、2,633.49で取引を終えた。

鉱業、非鉄金属、証券会社株を筆頭に、トップクラスのプライム市場の全セクターが下落した。

ディーラーらによると、東京株の急落により安全資産とみられる円に投資家の関心が移り、米ドルは145円付近まで小幅下落した。

東京の金融データモニターによると、日経平均株価は2024年9月4日に1,600ポイント以上急落し、37,047.61で終了した。(共同通信)

午後5時現在、ドルは144.99〜145.01円で取引された。火曜日午後5時時点のニューヨーク市場の145.42〜52円、東京市場の145.93〜96円と比べて下落した。

火曜日午後遅くの時点で、ユーロはニューヨーク市場で1.1038-1048ドル、160.75-85円に対して1.1055-1056ドル、160.29-33円で取引され、東京市場では1.1055-1056ドル、161.34-38円で取引された。

株価急落を受けて投資家が安全資産とされる債券を購入したため、指標となる10年物日本国債の利回りは火曜日の終値から0.035パーセントポイント下落し、0.885パーセントとなった。

株式市場は序盤から大幅に下落した。昨夜発表された米供給管理協会(ISM)の8月製造業購買担当者景気指数が予想を下回り、世界最大の経済大国が景気後退に陥る可能性への懸念が再燃したことが響いた。

東京エレクトロンやアドバンテストなど大手ハイテク銘柄も、エヌビディアや他の米国企業の株価下落を受けて打撃を受けた。

ブローカーらによると、円高ドル安で輸出関連銘柄が圧迫され、日経平均株価は一時1,800ポイント以上下落し、37,000の節目を下回った。円高は、輸出業者が海外から得た利益を本国に送金する際に、利益を減少させる。

ニッセイ基礎研究所のチーフ株式ストラテジスト、井出真吾氏は「米国経済はもはやソフトランディングできず、スタグフレーション期に入っているのではないかという懸念がある」と述べた。

「(日本株の)急落には、ダウ平均株価が過去数週間にわたって最高値を更新し楽観的な見方が広がったことによる利益確定の動きも含まれている可能性がある」と同氏は付け加えた。

アナリストらによると、製造業のデータが弱かったため、一部の投資家は、米連邦準備制度理事会(FRB)が今月下旬に予定されている次回の金融政策会合で政策金利を0.25%引き下げるか0.50%引き下げるかを見極める中で、金曜日に発表される8月の雇用統計など、今後の米経済指標についても警戒感を強めている。


関連記事:

日銀総裁、金融市場は「不安定」のままと述べ、注視

日経平均株価は3%上昇し、米経済の緩和懸念で3万8000円に戻る

焦点:日本の株価急落の背後にある「日銀ショック」






もっとニュース

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください