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日立、実用的な量子コンピュータの技術を開発

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ロイター/花井徹
2017年10月2日、千葉県幕張メッセで開催されたCEATEC JAPAN 2017(先端技術総合展)に展示された日立製作所のロゴ。

東京、6月17日(時事通信) – 日立製作所は17日、従来のシリコントランジスタを使って汎用量子コンピューターを実現する新技術を開発したと発表した。

日立は英国ケンブリッジ大学と提携し、量子コンピューティングの基本情報単位であるスピン量子ビットが従来のベンチマークより100倍以上長く情報を保持できるようにしたと発表した。

同社によれば、半導体内の核スピンノイズを部分的に打ち消す技術の開発は、大規模な量子コンピューティング、量子アルゴリズム、量子エラー訂正の実現に向けた大きな一歩だという。

量子コンピュータは、多様な計算を行うゲート型と、膨大な選択肢の中から最適な選択を行うアニーリング型に分けられます。

ゲート型に属するシリコン量子コンピュータは、多数の量子ビットで高速に計算できるが、ノイズの影響による量子ビットの不安定性が大きな問題となっていた。



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