ロイター
2024年7月28日 14時09分(日本時間)
パリ(ロイター) - 卓球混合ダブルスで世界ランキング2位の早田ひな選手と張本智和選手の日本チームは、パリ五輪の1回戦で北朝鮮のリ・ジョンシク選手とキム・クムヨン選手に1-4で敗れ、金メダル防衛のチャンスを失った。
サウス・パリ・アリーナで行われた49分間の試合は、優勝候補筆頭で中国チームへの挑戦者と目されていた日本のペアにとって衝撃的な敗北に終わった。
「彼らは他の多くの相手よりもはるかに厄介な相手だ。以前にも他の大会で彼らを見たことがあるが、それに比べると今日のパフォーマンスははるかに良かった」と張本監督は準々決勝でスウェーデンと対戦する北朝鮮について語った。
中国のトップランク混合ダブルスチーム、王楚琴と孫穎莎はエジプトに4-0で楽勝し、金メダル独占への期待が高まった。次は準々決勝で台湾と対戦する。
卓球界最年長選手であるルクセンブルクの61歳の倪夏蓮選手は、64歳以下のトルコのシベル・アルティンカヤ選手を決勝で破り、6度目のオリンピック出場で記録破りの旅を続けている。
フランスのファンは、特に地元の人気チームを中心に、全員を大声で応援したが、結果はまちまちだった。アレクシス・ルブランと袁佳楠の奮闘にもかかわらず、混合ダブルスでは、ランクの高い台湾の陳思宇と林雲儒のチームに2対4で敗れた。
しかし、19歳のフランス人選手プリティカ・パヴァードは土曜日、2度目のオリンピックに復帰し、イランのネダ・シャーサヴァリを4対1で破って女子シングルスでベスト32に進出したが、地元アドバンテージが有利に働いたかもしれない。
北朝鮮チームは過去3年間、他のチームに比べて国際試合に出場する機会が少なく、ライバルチームにとっては謎めいた存在となっている。
日本との接戦となった試合では、北朝鮮のペアが序盤から勢いを増し、後半を通して高いレベルのプレーを維持した。
早田選手と張本選手は挫折にもかかわらず、パリ大会でさらに多くの競技に出場し続ける予定だ。
「何が起こるか分からない。シングルスでも団体戦でももっといいプレーがしたい」と張本は付け加えた。
彼らの敗退は日本のメダル獲得の望みにとっては打撃となり、圧倒的な強さを誇る中国チームを含むライバルチームにとっては励みとなる。
倪夏蓮の元中国チームメイトである58歳の曽志瑩は、土曜日早朝、レバノンのマリアナ・サハキアに1対4で敗れ、チリ代表としてのオリンピックデビュー戦を終えた。
もっとニュース