日本は5月に貿易赤字を記録

東京（時事通信） — 日本の5月の貿易収支は、資源価格の上昇と円安により原油輸入が増加し、1兆2,213億円の赤字となったことが水曜日に発表された政府の報告書で明らかになった。

財務省の速報値によると、貿易収支は2か月連続で赤字となった。

輸出入ともに増加し、ドルの対円平均為替レートは155.48円となり、前年同月比14.9%上昇した。

輸入は9兆4,979億円（同9.5％増）と5月として2番目の高水準となり、2か月連続の増加となった。アラブ首長国連邦からの輸入が好調だったことが寄与した。

日本の石油製品と原油の総輸入量はそれぞれ39.8%と8.1%増加した。

輸出は13.5％増の8兆2,766億円となり、5月として過去最高となり、6カ月連続の増加となった。

自動車出荷は円安と米国からの需要に支えられ13.6％増加した。

半導体製造装置の輸出は45.9％急増し、中国向けが全体の約50％を占めた。半導体およびその他電子部品の出荷は24.0％増加した。

対米貿易では、日本の貿易黒字は4,736億円で、前年比10.9％増となった。対中国貿易赤字は5,331億円で、前年比1.5％減となった。