調査船みらいに乗って –
日本の海洋調査船「みらい」が現地時間月曜日、アラスカ州のダッチハーバーに到着し、今年の北極海の観測任務を終了した。
同船は任務のため8月下旬に青森県むつ市を出港した。
航海中、「みらい」の研究者らは40カ所以上で観測を行った。船が航行中に到達した最北端の地点は、北緯 76.9 度、西経 167.45 度の座標の場所でした。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運用する「みらい」は、地球上のどこよりも早く温暖化が進む北極海の環境変化を研究するため、毎年のように北極海の観測に活用されている。
最新の調査では、研究者らは栄養塩や窒素、リンのアルカリ度などのデータを得るために海水サンプルを採取した。海氷や泥、プランクトンも採取し、海中ドローンの試験も実施した。
東京大学大学院生の上山一幹さん(23)は「北極をデータや知識から研究してきたが、実際に北極を自分の五感で感じることができて良い経験になった」と語った。海洋科学技術の博士が初めてミッションに参加しました。
北極海は「常に霧に覆われており、海は静かだった」と神山さんは語った。 「動物を見たことがありませんでしたが、何かが起こっているような不気味な予感がしました。」
日本初の北極観測砕氷船「みらいⅡ」は2026年度に竣工予定で、現行「みらい」は2025年に最後の任務を遂行する。