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日本の日経平均株価はFRBの見通しが重しとなり週間で下落

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Yomiuri Shimbun file photo
東京証券取引所

東京、5月24日(ロイター) – 米国の堅調な経済指標を受けて、根強いインフレにより連邦準備制度理事会(FRB)の利下げが遅れる可能性があるとの見方が強まったことを受け、日本の日経平均株価は金曜日、ウォール街の下落に追随して下落した。

日経平均株価は終値時点で1.17%下落して3万8646.11ドルとなり、それ以前には1.9%下落していた。

東証株価指数は0.44%下落した。

米国の主要株価指数3つは一夜にしてすべて下落し、ダウ平均株価は1.5%下落した。これは、米国の製造業者がさまざまな原材料の価格上昇を報告し、今後数カ月で物価上昇が加速する可能性を示唆したことによる。

米国の10年国債の利回りは、トレーダーらが年内2回の利下げというこれまでのコンセンサスから0.25ポイントの利下げ1回の可能性に賭けを減らしたことで、1週間超ぶりの高値4.498%に上昇した。

野村証券の株式ストラテジスト、神谷一夫氏は、少なくとも短期的には、日本の株価の動向は米国の利回り水準に左右されるのは間違いないと述べた。

日経平均株価は当日大幅に下落したが、ストラテジストは25日移動平均線が3万8300円付近で支えられており、堅調に推移していると指摘した。また、金曜日の取引終了時点で同指標は若干上昇に転じており、「日経平均株価は現在の水準を維持するか、来週から上昇に転じる可能性もある」とストラテジストは述べた。

日経平均株価は今週0.36%下落したが、年初来では15%以上上昇しており、世界的に見てもトップクラスのパフォーマンスを維持している。

3月22日には史上最高値の41,087.75まで上昇したが、翌月には36,733.06まで下落した。

金曜日、前日にエヌビディアの業績発表を受けて上昇していた半導体株は急落し、日経平均株価の中で最もパフォーマンスの悪い銘柄となった。

アドバンテストは4.5%下落、東京エレクトロンは2.8%下落、レーザーテックは4.5%下落した。



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