日本の大手銀行は年間利益予想を新記録に引き上げ、国内の金利上昇と好調な株式市場の恩恵を受けて自社株買いの計画を明らかにした。
三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャル・グループは、上半期の業績が貸付金収入と株式売却益で押し上げられたことを受け、今期は合計で3兆7000億円(240億ドル)の利益を見込んでいる。
この結果は、東京に本拠を置く金融業者が、長年にわたる超金融緩和政策に伴う日銀の利上げからいかに恩恵を受けているかを浮き彫りにしている。彼らはまた、膨れ上がった利益をさらに投資家と共有し、他社のいわゆる政策保有株の削減を強化する意向だ。