日本の佐渡金山で働いた朝鮮半島の人々の暮らしが展示会で紹介される。金山がユネスコ世界遺産に登録される。

新潟県佐渡市 — 新潟県佐渡市の金鉱山跡地で、朝鮮半島出身者を含む鉱山労働者の過酷な労働環境を展示する常設展示が日曜日にオープンした。

この展示会は、土曜日にユネスコ世界遺産委員会が佐渡島の金鉱山を世界遺産に登録することを決定したことを受けて、同市の相川歴史博物館で開幕した。

日本と韓国の政府は登録にあたり、展示会で「強制労働」に関する文言を省略する代わりに、当時の炭鉱労働者の生活についての説明を盛り込むことで譲歩した。

第二次世界大戦中、炭鉱には約１５００人の朝鮮半島出身者が働いていた。同展では、寮生活や労働環境などを写真パネル２９枚で紹介。危険とされる岩盤掘削作業員の８割が一時、朝鮮半島出身者だった記録も紹介する。

初日は朝か​​ら多くの来場者が展示会を見に訪れました。

「朝鮮半島出身の人がここで働いているとは知らなかった」と東京の会社員（３８）は語った。

池田哲夫館長は「今回の展示が日本と韓国の相互理解の促進につながることを願う」と語った。