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日本の佐渡島、金鉱山の世界遺産登録で観光業に課題

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時事通信
土曜日、観光客らが新潟県佐渡市で世界遺産となる場所を巡るバスに乗った。

新潟県佐渡市(時事通信) — 新潟県佐渡市は、島内の現在は閉鎖されている金鉱山がユネスコの世界文化遺産に登録される予定であることから、観光と住民の生活、環境保全のバランスを取るという課題に直面している。

試算によると、佐渡金山の世界遺産登録により、市内の宿泊施設に宿泊する観光客は年間20%増加し、地元経済には520億円の波及効果があるという。また、島内の交通手段や宿泊施設の不足を解消する取り組みも進められている。

市は登録により来月の島内宿泊者数が例年より2割ほど多い2600人程度になると見込んでいる。佐渡の宿泊施設は最大で4000人程度を受け入れるが、人気施設に予約が集中し、空室が目立つところもあると市内の民宿運営者は話す。

佐渡市は観光シーズンを11月まで延長することで観光客の集中を緩和することを目指している。

8月下旬から11月までは自転車の無料貸し出しを実施し、10~11月は島との往復フェリー乗船券と砂金採掘体験プランをセットで購入すると、島内での買い物に使える2000円分のクーポンを配布する。

路線バスが少なく、夏場はレンタカーも不足する島では、交通の活性化を図る対策が講じられている。

4月下旬には島の西海岸付近の金山周辺で新たな循環バスの運行が開始され、金曜には島の両津港と金山地区を結ぶバス路線も運行を開始し、1日3便が運行される。

佐渡観光協会の企画部長、山本尚代さん(44)は「レンタカーを増やすより乗り合い交通の方が環境にいい」と話す。

「保護と活用のバランスを取ることを考えなければならない」 [Sado]山本さんは、島民の生活や島の農業、そして国によって特別天然記念物に指定されているトキの生息地であることなどに触れながら、この島の魅力について語った。



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