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日本のレストランチェーンが中国の低価格志向の市場でチャンスをつかむ

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北京9月14日(日本のニュース食品価格の高騰により消費が低迷する中国で、日本の食品企業が進出を強化している。日本企業が中国市場での事業展開を加速させる要因を探る。

大阪発の天ぷら専門店「天ぷらえびのや」が上海の繁華街にオープンして1周年を迎えた。揚げたての天ぷらは地元の人たちに大人気だ。

ランチタイムに訪れた際は、80席すべてが埋まっていて、人気ぶりが伺えました。厨房では熟練の職人が天ぷらを揚げており、一番人気は海老2尾、イカ、白身魚が入った「海老2尾天丼」(1,000円程度)だそうです。なぜ天ぷらがここまで人気を集めているのでしょうか。

フジオ食品上海支店の謝敏副支店長は「日本を旅行した中国人の多くは、そこで食べた天ぷら丼の味を覚えている。上海で全く同じ味を見つけられて大喜びしている」と語った。

このレストランの魅力は味だけではありません。

顧客は「手頃な価格だと思います。この地域は全体的に物価が高いので、この価格は嬉しいです。」とコメントしました。

中国経済が停滞し、貯蓄意欲が高まるにつれ、住宅の購入しやすさが大きな魅力となっている。

日本の飲食チェーンは低価格戦略を採用しており、新規店舗のオープンが相次いでいる。先月、回転寿司チェーンのスシローは北京に初出店した。

オープン当日には600組以上が来店し、中には10時間待ちの客も出るなど人気ぶりが伺えた。

ある客は「北京ではマグロが高いので、たくさん注文した」と話した。

一番人気のメニューはマグロで、一皿200円ほどです。

F&LC執行役員の荒谷和夫氏は「おいしいものを手頃な価格で提供することが私たちの使命。この価格でこんなにおいしいお寿司が食べられるとお客様に驚いていただきたい」と語った。

上海では新しいレストランのオープンが続いています。

今月1日、丸亀製麺などを運営するトリドールホールディングスが経営する牛丼専門店「山牛」が上海に1号店をオープンした。

丸亀製麺はかつて中国本土で約50店舗を展開していたが、パンデミックの影響で2年前に閉店を余儀なくされた。同社にとって中国市場への進出は2度目となる。

今回は丼物に力を入れています。看板メニューの「炭火焼牛カルビ丼」は500円程度です。

日本で培った経験と専門知識を活かし、手頃な価格で顧客獲得を目指します。

トリドールホールディングスの杉山隆副社長は「中国の現在の消費ニーズに合わせた事業展開をし、大きな成長を目指している」とコメントした。

中国に進出する日本企業は食品業界に限らない。

帝国データバンクが先月発表したデータによると、中国に現地法人や生産拠点を持つ日本企業の数は約1万3000社。新型コロナウイルスの影響で中国事業からの撤退や規模縮小が相次いだ2年前に比べ、約300社増加した。

中国では人口の高齢化や出生率の低下といった人口動態の課題が続いており、日本食レストランの人気の高まりに加え、高齢者介護サービスなどの分野に参入する企業の増加が見込まれている。

中国の専門家、中島啓氏は「日本は中国で一種のブランドになりつつある。かつては超富裕層だけが食べられるものだった日本料理が、より身近なものになった。しかし、中国の消費者はすぐに興味を失う傾向がある。メニューを絶えず革新しなければ、この市場で生き残るのは難しいだろう」と語る。

ソース: アン



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