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日本のタイヤメーカー、EV専用新製品を発売

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提供:トーヨータイヤ株式会社
トーヨータイヤが同車種向けに開発したタイヤを装着した軽電気トラック。

物流業界では人手不足や環境問題から電動トラックの導入が増えており、大手タイヤメーカーも電動車専用製品を相次いで発売。乗用EVの交換用タイヤの需要も高まっている。

トーヨータイヤは6月、電動小型トラック専用タイヤの販売を始めた。表面に独自の溝形状を開発し、従来の小型トラック用タイヤに比べ耐摩耗性を21%向上させた。

小型トラックは、消費者の玄関までの最後の区間である「ラストワンマイル」で商品を消費者に届ける役割を担っています。運転手が頻繁に加速したりブレーキをかけたりするため、タイヤの表面は著しく摩耗します。

また、EVは大容量のバッテリーを搭載しているため車体がガソリン車より重く、タイヤの消耗も早くなる傾向がある。そこでトーヨータイヤは初めてEV専用製品を開発した。

住友ゴム工業は3月、小型電気トラック向けにタイヤの接地面積を最適化した新製品を発売した。余分な発熱を抑え、ガソリン車の燃料消費量に相当する電力消費量を削減できる。

物流業界で人手不足の解消を狙って、小型電気トラックの導入が進んでおり、タイヤメーカー各社が製品開発を急いでいる。普通自動車免許があれば運転できる。

EVではガソリン車の燃費以上にタイヤの電力消費に大きく影響するといわれており、乗用型EVの普及に伴い交換用タイヤの需要も見込んで新タイヤも投入されている。

ブリヂストンは2月、EVにも対応した新タイヤを発売した。EVの課題である航続距離を伸ばすため、ゴムを減らして軽量化した。乗り心地や走行性能を向上させたほか、溝の形状を工夫して騒音も低減した。

通常、タイヤは3~5年で交換する。2019年にテスラの人気車種「モデル3」が日本市場に投入されたため、乗用型EVの交換用タイヤの需要が高まっている。横浜ゴムもEV用交換用タイヤを開発した。



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