当時の安倍晋三首相がインド太平洋構想を発表して以来、地理的な焦点の多くはインドに当てられてきた。
それは理解できることである。なぜなら、インド太平洋という概念自体がアジア太平洋のインドへの拡張を強調しており、その論理は中国に対する地政学的なカウンターバランスとしてこの地域の大国を含めることに基づいていたからである。
理解できるかもしれないが、それは間違いだった。この計画においてインドと同じくらい重要なのはアフリカだ。歴史的に東京の外交政策では過小評価されてきたアフリカは、日本の戦略においてますます重要な要素になりつつある。まだ進行中だが、前進している。そしてそのペースは加速している。
