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日本と中国の防衛長官が「多くの懸念」を協議、現長官同士の初会談

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プール写真/読売新聞
木原稔防衛大臣(左)は、土曜日のシンガポールでの二国間会談を前に、中国の董俊防衛相と握手している。

シンガポール — 木原稔防衛大臣は土曜日、シンガポールで開かれたシャングリラ・ダイアローグ安全保障フォーラムの合間に中国の董俊防衛相と会談し、尖閣諸島などの問題について協議した。

これは、昨年12月に現職に就いた董氏と木原氏の初の二国間会談だった。前回の日中防衛相会談は、昨年6月、同じく安全保障会合の場で行われた。

木原氏は会談冒頭、「尖閣諸島を含む東シナ海の情勢や、日本周辺の海空域における中国軍の活動の活発化など、日中間には安全保障上の懸念事項が数多くある」と述べた。

「両国間には安全保障上の懸念が数多くあるからこそ、両国の防衛当局間で率直な議論を行うことが重要だ」と彼は付け加えた。

董氏は「中日関係を建設的かつ安定的に構築する方法を模索したい」と述べた。

中国は5月23日から24日にかけて台湾周辺で大規模な軍事演習を実施した。木原氏は台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した。

台湾では先月、頼清徳政権が発足し、親日的な姿勢を鮮明にしており、中国は台北が日本との関係を強化することに警戒感を示している。

日中両国は、偶発的な衝突を避けるため、昨年5月から防衛当局間のホットラインを運用している。木原外相と董外相は、ホットラインが適切に運用されることを改めて確認し、両国間の対話継続の重要性を共有した。



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