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日本とインドが「2プラス2」安全保障閣僚協議を開催

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日本とインドの外務・防衛大臣は火曜日、インド太平洋地域で中国の軍事活動が強まる中、協力を強化することを目指してニューデリーで安全保障協議を行った。

日本の上川陽子外相と木原稔防衛相は、2019年11月の開始以来3回目となる両政府の「2プラス2」協議で、インドのスブラマニヤム・ジャイシャンカル外相とラジナート・シン外相と会談した。

近年、日本とインドは防衛協力を強化し、自由で開かれたインド太平洋を実現するというビジョンを共有しているが、これは明らかに同地域における中国のますます挑発的な行動を念頭に置いている。

上川陽子外相(右)とインドのスブラマニヤム・ジャイシャンカル外相が2024年3月7日に東京で会談する様子を写した合成写真。(共同通信)==共同通信

東シナ海では、中国海警局の船舶が、東京が実効支配する無人島・尖閣諸島周辺の日本領海に繰り返し侵入しており、日中関係に亀裂が生じている。尖閣諸島は北京が領有権を主張し、釣魚島と呼んでいる。

インドはまた、ヒマラヤの国境地域で中国と長年領土紛争を抱えている。

日本政府関係者によると、二国間関係を強化するための最新の取り組みの一環として、日本政府は、海上自衛隊の新しい駆逐艦に搭載されているものと同様の通信アンテナをインドの軍艦に輸出することを検討している。

実現すれば、2015年に締結された日印防衛装備・技術移転協定に基づく初の輸出となる。

日本とインドは米国、オーストラリアとともにクアッド(日印協力枠組み)を形成しており、4カ国は海上部隊による共同訓練を実施するなど防衛協力を強化している。

インドは、総称してグローバル・サウスと呼ばれる新興国および発展途上国の中で主導的な勢力であると広くみなされており、日本の岸田文雄首相率いる政府はインドとの関係を重視している。

一方、インドはブラジル、ロシア、中国、南アフリカも参加するBRICSフォーラムのメンバーであり、2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始した後もモスクワとの友好関係を維持している。


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