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日本、中国軍の領空侵犯を初めて非難

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日本の防衛省は月曜日、中国軍の航空機が日本の領空を侵犯したことを初めて確認した。これは中国による度重なる海上挑発を受けて両国間の緊張を高める可能性がある最新の展開である。

防衛省によると、Y9情報収集機は午前11時29分から約2分間、東シナ海の長崎県南西部にある男城諸島沖を飛行し、航空自衛隊は戦闘機を緊急発進させた。

同機は日本の領空に入る前後に島々の南東の海上を複数回旋回し、最終的に午後1時15分頃に中国へ向かった。国防省は、空自の戦闘機は武器や信号弾を使用しなかったとしている。

中国軍のY-9偵察機が2024年8月26日、東シナ海上空で目撃された。防衛省によると、同日、同機は日本の領空を侵犯したという。(防衛省統合幕僚監部提供)(共同通信)

日本外務省によると、岡野正孝外務事務次官は中国の石勇臨時代理大使を呼び出し、領空侵犯に対して「極めて厳重に抗議」し、同様の飛行が二度と起こらないよう求めた。

中国軍の航空機による領空侵犯は今回が初めてだが、日本はこれまでにも、東シナ海にある日本が実効支配し中国が領有権を主張する尖閣諸島付近の海域で、中国の海洋監視機と中国海警局の船舶から離陸したドローンによる同様の事件がそれぞれ2012年と2017年に発生していることを確認している。

両国は長年、尖閣諸島をめぐって対立しており、中国の海警局の船舶は繰り返しこの無人島周辺の日本の領海に侵入している。

防衛省高官は、今回の侵攻が意図的なものであったかどうかを判断するには分析が必要だと述べ、領空侵犯が事態を悪化させる意図があった可能性は低いため日本は「過剰反応」すべきではないと付け加えた。

別の防衛省関係者は、中国は「日本の反応を誘発しようとしているのかもしれない」と語り、政府関係者は、同機は単に領空をかすめただけで、おそらく航路を外れただけだと語った。


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