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日本、コロナ対策なしで終戦79周年記念イベントを開催

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日本は木曜日、第二次世界大戦の降伏から79年を迎え、5年ぶりに新型コロナウイルス関連の制限なしに戦没者を追悼する式典が開催された。

天皇皇后両陛下、岸田文雄首相、戦没者の親族4,023名が、戦争で亡くなった約310万人の日本軍人と民間人を追悼する政府主催の式典に参列した。

式典はコロナウイルス関連の規制が解除され、参加者数に制限がなく国歌斉唱も許可され、参加者は正午に黙祷を捧げた。

天皇皇后両陛下は2024年8月15日、東京の日本武道館で行われた第二次世界大戦における日本の敗戦79周年を記念する式典に出席された。(共同)

9月の自民党総裁選に出馬しないと表明し首相を退任する岸田氏は、同イベントに3度目の参加でスピーチ。正午には黙祷が捧げられた。

岸田氏は演説の中で、菅義偉氏と安倍晋三氏の前任者たちの先例に従い、日本がアジアで行った戦時中の侵略行為については触れなかった。

首相はむしろ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持するための努力を強調した。

第二次世界大戦における日本の敗戦79周年を記念する式典が2024年8月15日に東京の日本武道館で開催される。(共同)

「世界が直面する課題に取り組むために全力を尽くす」と彼は述べた。

2012年に2度目の首相に就任した安倍氏以前、日本の指導者たちは一貫して日本の侵略行為に言及し、式典で反省の意を表明していた。

天皇陛下は昨年同様、毎年恒例の追悼式で「深い反省」の意を表明された。

天皇陛下は式典で「これまでの歩みを振り返り、深い反省の気持ちを胸に、二度と戦争の惨禍が繰り返されないよう心から願う」と述べた。

岸田文雄首相は2024年8月15日、東京の日本武道館で行われた第二次世界大戦における日本の敗戦79周年を記念する式典で演説した。(共同通信)

遺族代表の安西満さん(86)は「世界で紛争が続く中、一日も早く平和が実現することを祈念します」と演説で平和を訴えた。安西さんの父親は戦時中、中国で亡くなった。

参加者のうち最年長は97歳の長屋昭二さん、最年少は3歳の坂井世奈さんだった。

厚生労働省によると、参加者の半数弱が戦後生まれで、戦争を経験した世代が高齢化していく中で、戦争の教訓を保存・継承していく必要性が浮き彫りになった。

戦没者には、1945年8月の米国による広島と長崎への原爆投下により亡くなった人々も含まれる。

2024年8月15日、第二次世界大戦における日本の敗戦79周年にあたる日、東京の千鳥ヶ淵国立戦没者墓苑で人々が祈りを捧げる。(報道目的のみ)(共同通信)


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