ホーム Fuji 文化遺産協議会が富士山混雑防止対策を発表。ビデオや混雑予測で登山者数制限も予想される

文化遺産協議会が富士山混雑防止対策を発表。ビデオや混雑予測で登山者数制限も予想される

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読売新聞
2024年4月に富士河口湖町から見た富士山。

今年の富士山開山を前に、静岡、山梨両県などでつくる富士山世界文化遺産協議会は、弾丸登山の防止や混雑緩和を目的とした啓発動画や混雑予想カレンダーを公開した。


読売新聞ファイル写真
富士山混雑予想カレンダー

動画では、両県が今年から実施する入山規制について紹介している。富士宮、御殿場、須走の3ルートを利用する静岡県の登山者は、事前に「静岡県富士登山事前登録制度」に登録し、「登山マナー」を学んでから登山すること。山梨県の吉田ルート5合目は、1日の登山者数が4千人を超えると規制がかかり、午後4時から午前3時までは合流地点のゲートを閉鎖する。このルートを利用する全登山者には2千円の登山料も徴収する。

混雑予想カレンダーは2017年から公表されている。例年通り、週末や祝日、お盆の時期に登山者が集中するとみられる。カレンダーに「大変混雑」と記載されている日は、日の出前後に山頂付近の道が混雑し、登山者が前に進めない恐れがある。協議会は混雑日を避け、ゆっくりと歩くよう登山計画を立てるよう呼びかけている。

動画とカレンダーは6月7日から同協議会のウェブサイトなどで公開されており、静岡県は混雑を避けて安全で快適な富士登山を楽しんでほしいと呼びかけている。


読売新聞ファイル写真
2023年8月、大勢の登山者が富士宮五合目付近の富士山に登ります。



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