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政党間の対立で皇統合意は難航、国会議員団が野党と公聴会

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読売新聞
国会議員らは金曜日、東京・千代田区で立憲民主党の意見を聞いた。

皇位の安定的な継承をどう確保するかについて、与野党が6月23日までの国会会期中に合意に達する可能性は低い。

衆参両院の正副議長は金曜、衆院議長公邸で立憲民主党などの議員から意見を聞いた。

立憲民主党が継続協議を求めたことで、自民党など他党との溝は開いたままとなった。今国会での合意は困難とみられ、国会閉会後も協議を続けるべきだとの意見も出ている。

衆院と参院はそれぞれ2回、与野党協議を開き、喫緊の課題である皇族の確保策を優先的に議論することで大筋合意した。

問題は二つある。女性皇族は結婚後も皇族の身分を保持すべきか、そして旧皇族の男系の男子子孫は養子縁組によって皇族の身分を与えられるべきか、である。

党首と副党首は、この2つの問題について合意に達するために、各党派の意見を個別に聞くことになっている。金曜日は彼らの意見を聞く最初の日だった。

立憲民主党は、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる必要性には同意するが、その夫や子どもに皇族の身分を与えることを検討すべきだとの立場を繰り返した。

立憲民主党は、採択案だけでなく提案内容についても十分な議論が必要だと述べた。

議論後、立憲民主党の野田佳彦元首相は記者団に対し「早く結論を出さなければいけないと思っている」と述べた。ただし、今国会での合意は難しいとの見方を示した。

日本維新の会からも意見が求められ、藤田文武幹事長らが議論に参加し、国会会期後も与野党で協議を続け合意形成を図るべきだと強調した。

岸田文雄首相は3月の自民党大会で、保守層へのアピールのため皇室問題の議論を加速させる方針を発表した。

一方、衆参両院はそれぞれ異なるペースで検討していると言われている。額賀福志郎衆院議長は早期合意を目指している一方、尾辻秀久参院議長はさらなる審議を求めている。

関係者の間で目的を巡る隔たりは大きく、国会会期後に議論が合意に近づくかは不透明だ。



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