損保ジャパン、385社分の保険料を一括請求

損害保険ジャパンが、法人顧客計３８５社との契約で他の損害保険会社と保険料を不当に取り決め、独占禁止法に違反する恐れがあることが、外部調査委員会の報告書で分かった。

不正行為は同社の営業所の約80％で行われていたことが判明した。

同委員会は損保ジャパンの経営陣が不正行為に関与していた事例も発見し、同社が抜本的な構造改革を行わない限り、同様の不祥事が起きる恐れがあると警告した。

同社は、125の営業所のうち96が他の保険会社と保険料を不適切に事前調整していたと結論付け、この慣行は主に営業員の間で一般的だったと述べた。

同委員会によると、職員らは他社から保険契約の諸条件を入手し、社内で共有していたという。