警察は火曜日、海外のテロ攻撃に使用されたものを含む高性能爆薬を所持していた疑いで、愛知県一宮市の18歳の高校生を逮捕した。
逮捕のきっかけは、2月10日に少年の自宅で、少年の所持品の中に、トリアセトントリペルオキシド(TATP)を含む粉末約31グラムとヘキサメチレントリペルオキシドジアミン(HMTD)を含む別の粉末約5グラムが発見されたことだった。TATPは、容易に入手できる材料を使って製造できるため、テロ攻撃でよく使用されている。
捜査官は、少年がこれらの爆発物を使って人や財産に危害を加えるつもりだったと疑っている。
府警は2月、密告を受けてこの学生の自宅を捜索し、さまざまな薬品やビーカー、試験管などを押収した。プラスチックケースや小瓶に入った爆発物は、この学生の自宅で製造されたものとみられる。
捜査は今年初め、肥料や農薬のほか、花火や爆薬の製造にも使われる硝酸カリウムを少年の名前で購入したと県外の肥料などを販売する業者から通報を受けたことがきっかけで始まった。
容疑者は容疑を認めた。
当局は現在、容疑者の押収したスマートフォンやその他の資料を分析し、爆発物の製造方法とその背後にある動機を調査している。
ジャパンタイムズ翻訳