ホーム jpn 岸田氏の任期終​​了が近づく中、日本と韓国は関係強化で合意

岸田氏の任期終​​了が近づく中、日本と韓国は関係強化で合意

8
0


日本の岸田文雄首相と韓国の尹錫悦大統領は金曜日、日本の首相が退任した後も両国関係を強化していく決意を再確認した。

岸田外相は、ユン外相とのおそらく最後の首脳会談後、ソウルで記者団に対し、両国政府は第三国で危機が発生した場合に自国民の避難に協力する覚書にも署名したと語った。

岸田氏は、両国間の訪問者の入国手続きを簡素化するための具体的な措置についても協議を始めることで合意したと述べた。同氏の与党自民党総裁としての任期は、今月末の総裁選をもって終了する。同氏が日本の次期首相になることはほぼ確実だ。

岸田文雄首相(右から2番目)と韓国の尹錫悦大統領(左端)が2024年9月6日、ソウルの大統領府で会談した。(共同)

岸田文雄首相(左)と韓国の尹錫悦大統領が2024年9月6日、ソウルでの会談を前に握手する。(共同)

岸田外相は、両首脳は歴史問題や領土問題で悪化した二国間関係の改善に向けた進展を振り返りながら、日本と韓国が「持続的に協力と交流を強化していく」ことを確認したと述べた。

首脳会談は、来年の国交正常化60周年を前に両国が関係強化を図る中で開かれた。両国はまた、北朝鮮の核・ミサイル開発など地域問題への対応で米国との3か国間の取り組みを強化している。

岸田文雄首相は2024年9月6日、ソウルで韓国の尹錫悦大統領と会談するため出発の準備をする中、東京の羽田空港で手を振っている。(共同通信)

岸田氏の土曜日までの韓国訪問は「シャトル外交」、つまり定期的な相互訪問の一環であり、昨年3月に尹氏が約4年ぶりに韓国の首脳として日本を訪問した際に両首脳は再開することで合意した。

尹氏が2022年に政権に就いて以来、両国関係は改善し、同政権は翌年、日本による朝鮮半島の植民地支配中に強制労働をさせられたとして日本企業を相手取った訴訟で勝訴した原告に補償金を補償するための政府支援財団の設立を発表した。

日本は、朝鮮半島の植民地支配に関連した問題は1965年の韓国との国交正常化協定で解決済みであるという立場を繰り返している。

岸田氏は9月27日の自民党総裁選後に首相を退任する予定だ。尹氏は先週の記者会見で、岸田氏の後任と二国間関係の強化に引き続き取り組むと述べた。

一方、韓国の左派系新聞ハンギョレは最近の社説で、岸田外相が歴史問題に関する韓国の譲歩に対してほとんど何の対応も提案していないと述べ、「ただ手ぶらで来て、(尹氏と)写真を撮って帰るだけなら、韓国国民の傷口に塩を塗り込むことになる」と批判した。

市民団体のメンバーらは、2024年9月6日、ソウルで行われた抗議活動で、岸田文雄首相と尹錫悦大統領のマスクをかぶった仲間に「親日」「売国奴」などの文字が書かれたステッカーを貼った。(共同)


関連記事:

日本、迅速な入国審査のため韓国人への事前審査を検討

韓国の尹外相、岸田外相退任後も日本との協力を誓う

岸田首相、9月上旬に韓国訪問を検討






もっとニュース

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください