日本の岸田文雄首相は来月ニューヨークで開催される国連総会の年次首脳討論会に出席する準備を進めていると政府筋が土曜日に明らかにした。与党総裁を退任する前、岸田首相にとって最後の外遊となる可能性が高い。
関係筋によると、岸田外相は、9月27日に岸田外相の後継者を選ぶため自民党が予定している総裁選の数日前に行われる今回の訪問中に、ジョー・バイデン米大統領や世界の指導者らと会うことも検討しているという。
岸田外相は、核兵器用の核分裂性物質のさらなる生産を禁じる核分裂性物質生産禁止条約案の交渉を目指し、国連総会に合わせて友好国との高官級会合を開く考えを示した。
9月24日から始まる一般討論会に出席し、核軍縮への継続的な取り組みを強調する予定だ。
岸田外相は、11月の米大統領選から撤退を表明したバイデン氏との会談で、指導部の交代にかかわらず日米間の強固な同盟関係を再確認する考えだ。
2021年9月3日に辞任を発表した菅義偉前首相も同月、米国、オーストラリア、インドの首脳らとのクアッド首脳会談に出席するため米国を訪問した。
しかし、彼は国連総会に直接出席せず、代わりにビデオ演説を行った。
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