ホーム Fuji 岸田外相と中国の李克強首相がソウルで二国間会談、水産物や台湾の輸入禁止などが主要議題に

岸田外相と中国の李克強首相がソウルで二国間会談、水産物や台湾の輸入禁止などが主要議題に

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The Yomiuri Shimbun
岸田文雄首相は日曜朝、韓国に向けて出発する前に東京の羽田空港で記者団に対し語った。

ソウル — 岸田文雄首相は日曜日、ソウルで中国の李強首相と会談した。昨年3月に李氏が首相に就任して以来、初の二国間会談となった。

会談で岸田外相は、日本産水産物の輸入禁止措置の解除を中国に求めるとみられる。また、中国が木曜と金曜に台湾周辺海域で実施した軍事演習への懸念も表明するとみられる。

岸田外相と李克強首相は、昨年9月にインドネシアで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の傍らで短時間会談した。

中国は昨年8月に東京電力ホールディングスが福島第1原発の処理水を海洋放出したことを受けて、日本産水産物の輸入を全面的に停止した。岸田外相も9月の李克強首相との会談で、輸入禁止措置の解除を求めた。

昨年11月にサンフランシスコで中国の習近平国家主席と会談した際、岸田外相も同様に禁輸措置の終了を求めた。両首脳は処理水について「協議と対話を通じて問題を解決する方法を見つける」ことで合意した。

これを受け、両政府が設置した専門家グループが1月から協議を開始したが、中国側は原発周辺の土壌などの環境アセスメントを求めており、協議は進展していない。

日曜の首脳会談で岸田外相は中国側に科学的根拠に基づいた対応と専門家協議の進展を改めて求めるとみられる。

岸田氏は中国当局に拘束されている日本人の早期解放を求めるほか、中国公船が領海侵入を繰り返している沖縄県・尖閣諸島など東シナ海の情勢についても言及する。

岸田外相は、11月の習主席との二国間会談に続き、双方の目的を追求する日中互恵の戦略的関係を推進するという決意を改めて表明するとみられる。

ユン氏と直接会う

岸田外相は日曜日、ソウルの大統領府で韓国の尹錫悦大統領とも二国間会談を行った。

両氏は、韓国海軍艦艇が海上自衛隊機に火器管制レーダーを照射したことを受けて事実上中断している両国間の防衛交流の再開について協議するとみられている。

日曜の会談は岸田外相と尹外相の10回目の直接会談となった。前回の会談は昨年11月に行われた。



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