ホーム Fuji 岸田外相、東京で太平洋島嶼国首脳らと会談 中国の動きを念頭に支援策発表

岸田外相、東京で太平洋島嶼国首脳らと会談 中国の動きを念頭に支援策発表

18
0



読売新聞
岸田文雄首相は火曜日、東京の首相官邸でバヌアツのシャルロット・サルワイ首相と握手した。

岸田文雄首相は火曜日に東京で開幕した太平洋・島サミット(PALM)の初日、太平洋島嶼国4カ国の首脳らと個別に会談し、各国のニーズを踏まえた日本の支援策を相次いで発表した。

日本主導で開催される太平洋・島サミットは、島嶼国に対する影響力を巡って中国と競う一環となっているが、日本政府は中国との対立を過度に煽らない形で島嶼国に寄り添う姿勢をアピールしようとしている。

岸田外相は火曜日、バヌアツのシャルロット・サルワイ首相と会談し、島嶼国とのより強固な関係への期待を表明した。

岸田外相はサルワイ外相との会談で、「この機会に日本と島嶼国との絆を一層強化し、共に前進していく方向性を国内外に発信していきたい」と述べた。

岸田外相は同日、ツバル、ニウエ、パプアニューギニアの首脳とも会談し、水産調査船や防災資機材の無償提供などを進める方針を伝えた。

近年、南太平洋の島嶼国は中国と日本、米国、オーストラリアなどの国々との綱引きの焦点となっている。

日本政府は太平洋・島サミット開催にあたり、中国を強く意識した。中国が2018年に開催した同様の会議を上回る首脳の出席を目指し、参加16カ国・地域のうち14カ国の出席を確保した。岸田氏は出席する全ての首脳と個別に会談する予定だ。

一方、島嶼国の中には中国に経済的に依存している国もある。PALMに先立ち、サルワイ・ソロモン諸島のジェレミア・マネレ首相は金曜日に中国を訪問し、中国の習近平国家主席と会談した。

日本の外務省の高官は「 [they] 日本の会議に出席するためにバランスをとった。」

日本はPALMを通じて島嶼国の中国依存を抑制し、自由で公正なルールに基づく国際秩序の重要性を共有することを目指している。しかし、島嶼国側には大国間の対立に巻き込まれることを避ける傾向もある。

木曜日に採択される首脳宣言には、中国を念頭に「力による現状変更の一方的な試み」に反対する内容が盛り込まれるとみられるが、同国名を直接挙げることは避ける。

日本政府はサイバー防衛能力の向上など日本の技術力を生かした支援で中国との差別化を図る考えだ。



もっとニュース

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください