ホーム jpn 小野里、最終日にアビに敗れたものの勝利

小野里、最終日にアビに敗れたものの勝利

1
0


大関候補の小野里は日曜、2度目の優勝を飾ることができず、同じ関脇の阿比に敗れ、秋場所を13勝2敗で終えた。

それでも、この24歳のダイナモは、両国国技館で15日間に渡って行われた場所を1日残して勝利し、記録破りの大関昇進を果たし、驚異的な成長を続けるだろう。

日本相撲協会審判部は日曜日、小野里が初場所から9場所という前例のないペースで二番手に昇進したことを承認した。この決定は水曜日の臨時理事会で確認される予定。

大相撲秋場所優勝者の小野里関(左)が2024年9月22日、東京・両国国技館で天皇杯を受け取る。(共同)

石川県出身の彼は、5月に7回目の出場で天皇杯を獲得し、記録的な速さで初のトップリーグ優勝も果たした。

盛大な拍手の中、土俵に入った後、身長192センチ、体重182キロの小野里は勢いよくスタートしたが、横に動く阿比(5勝10敗)に不意を突かれ、クレーコートに引きずり込まれた。

「今日は本当に勝ちたかったけど、できなかった」と小野里は語り、9月の好成績は二所ノ関親方で元横綱の稀勢の里のおかげだと語った。

「厩務員さんとしっかり打ち合わせをして、いいトレーニングができた。そのおかげで勝てたと思う」

この上昇気流の星はまた、元旦に大地震に見舞われ、ここ数日集中豪雨に見舞われた石川県の人々への支援も表明した。

「いい知らせを伝えたかったので、今回の優勝で石川県の皆さんに幸せや勇気を届けられたらうれしい」と語った。

小野里は敢闘賞と技術賞をそれぞれ3度受賞。1月にトップリーグにデビューして以来、5大会連続で特別賞を1つ以上獲得しており、1947年にこの賞制度が始まって以来、初の連続記録達成者となった。

小野里関の髪はまだ、大関の慣例である髪形にするには長さが足りないことから、その成長の速さがうかがえる。近々予定されている大関昇進について聞かれると、小野里関は「もっと上を目指して」稽古を続けると答え、最高位の横綱に上り詰めたい意向を示した。

大相撲秋場所最終日、小野里関(右)が2024年9月22日、東京・両国国技館で阿比に敗れる。(共同)

最終日のその他の試合では、モンゴル生まれのスター、豊昇龍(8勝7敗)が、同じ大関の琴桜(8勝7敗)を押し出して勝ち越し、11月の場所での降格の危機に瀕していた「カド番」の地位を回避した。

関脇霧島と前頭7番若隆景は12勝3敗で2位となった。元大関霧島は小結大栄翔を押し出し(8勝7敗)、一方、元関脇若隆景は前頭15番高安を押し出し(10勝5敗)して優秀選手賞を受賞した。

今場所は、健康問題により欠場となった唯一の横綱・照ノ富士と、首のけがで地位2位への復帰が阻まれ、欠場しその後引退を発表した元大関・貴景勝の欠場が目立った。


関連記事:

相撲:小野里が豊昇龍を破り、2度目の天皇杯優勝

相撲:引退した元大関貴景勝、28歳で「燃え尽きた」

相撲:小野里が琴桜に勝利、ライバルが敗れリードを広げる






もっとニュース

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください