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富士山:富士山の眺望を遮る新築マンションが解体へ

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Yomiuri Shimbun file photo
この写真に写っている大阪の梅田スカイビルは、東京のマンションの解体を決めた積水ハウスの本社ビルだ。

東京(時事通信)―富士山の眺望を妨げる東京郊外の新築マンションが取り壊されることがわかった。

建物を建設した積水ハウスは、国立市にあるこの建物が、ユネスコ世界遺産に登録されている日本一高い山、標高3,776メートルの富士山の景観に影響を与えるという地元住民の懸念を受け、早ければ7月にも購入者への引き渡しを予定する直前に移転を決定した。

「グランドメゾン国立富士見通り」と呼ばれる10階建てのマンションは、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央線国立駅から徒歩約10分のところにある。

総戸数は18戸で、価格帯は主に7,000万円以上から9,000万円以下となっている。

積水ハウスは地元住民の懸念に応えて住民説明会を開き、当初の計画より建物の高さを低くした。そして、景観保全を求める地元住民の意見を考慮し、最終的にマンションの解体を決定した。

積水ハウスはマンション購入者に金銭的補償などの救済を行う予定。同社は6月3日、国立市に対しマンション建設計画を断念し、建物を解体する意向を伝えた。



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