天皇皇后両陛下、ロンドンで日本人に歓迎される。天皇皇后両陛下は群衆に手を振り、微笑む。

ロンドン — 天皇皇后両陛下は現地時間の土曜日の夕方、ロンドンの宿泊施設で日本人らの歓迎を受けた。

両陛下は同日、ロンドン郊外のスタンステッド空港から午後５時５０分ごろ、政府専用機のエアステアを降りてロンドンに到着。空港では英国政府関係者や地元警察官らと笑顔で握手を交わした後、英王室が用意したベントレーの高級車に乗り込み、ロンドン中心部の宿泊施設に向かった。

両陛下は午後７時１０分ごろ、宿泊施設に到着し、玄関口で日本人を含む約４０人の出迎えを受けた。両陛下は「陛下」「雅子皇后」などと声援を送る観衆に笑顔で手を振られた。

英国在住の男性会社員（４３）は「とても優しい笑顔で元気そうだった。英国での滞在を楽しんでほしい」と話した。

天皇陛下の即位後、両陛下の国際親善訪問は２度目。１度目は昨年６月のインドネシア。天皇皇后両陛下が国賓として英国を訪問するのは１９９８年以来。

天皇陛下は日曜日、ロンドンの宿泊施設で在留邦人や日本とゆかりのある英国人と面会する予定。火曜日の公式行事が始まると、両陛下はロンドンにある近衛騎兵連隊の本部であるホース・ガーズ・パレードでの歓迎式典、およびバッキンガム宮殿でチャールズ3世とカミラ妃主催の晩餐会に出席される。金曜日には、天皇皇后両陛下はかつて学んだオックスフォード大学を訪問し、翌日日本に帰国される。