By Hirotaka Kuriyama and Takayuki Fuchigami / Yomiuri Shimbun Staff Writers
2024年7月11日 15時56分(日本時間)
ワシントン — 岸田文雄首相と韓国の尹錫悦大統領は水曜日ワシントンで会談し、北朝鮮とロシアの軍事的関係の強化に対する懸念を表明した。
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の合間に約35分間行われた二国間会談で、岸田外相とユン外相は両国と米国が3国間の協力を深めていくことを再確認した。
岸田外相は会談で「現在の国際情勢下で、日韓両首脳が確固たる信頼関係と共通の戦略的視点を基盤として意見交換し、緊密に連携していくことは有意義だ」と述べた。
岸田外相は、6月にロシアと北朝鮮の首脳が首脳会談を行うことに言及し、地域の安全保障への影響について「深刻な懸念」を表明した。
尹氏はまた、モスクワと平壌の関係についても言及し、両国は軍事面、経済面で緊密な関係を加速させており、東アジアだけでなく世界の安全保障に深刻な懸念を引き起こしていると述べた。また、日本、米国、韓国の3国間の協力の重要性を強調した。
会談で岸田外相と尹氏は、来年の1965年の日韓関係正常化60周年に向け、両政府が積極的に意思疎通を図ることでも一致した。
同日遅く、岸田外務大臣はスウェーデンのウルフ・クリスターソン首相とも会談し、今回の加盟により日本とスウェーデンの協力の機会が拡大したとして、スウェーデンのNATO加盟を歓迎した。
岸田外相は水曜日午後、ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に政府専用機で到着した。尹外相との会談に加え、NATO首脳会議で演説する予定だった。また、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの首脳とともに、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とも会談する予定だった。
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