埼玉県川口市でタクシー運転手が射殺される 警察は殺人未遂容疑で男の行方を追っている

埼玉県川口市幸町のコンビニエンスストアで２８日、タクシー運転手（７２）が「撃たれた」と声を掛けて店内に飛び込み、店長が警察に通報した。運転手は腹部に重傷を負ったが、命に別条はない。

運転手は警察の調べに対し、店の近くの路上で車を止めたところ、後部座席の乗客から「現金をよこせ」と脅され、拳銃のようなもので撃たれたと話している。埼玉県警は殺人未遂や強盗容疑で行方を追っている。

警察幹部によると、容疑者は50～60歳代の短髪の男。黒の半袖シャツとズボンを着用し、帽子と眼鏡をかぶり、白いマスクをしていた。容疑者は現場から南東方向に逃走しており、現場で銃のようなものは見つかっていない。

容疑者は、東京・北区のＪＲ赤羽駅付近でタクシーに乗り込み、事件現場近くで降ろしてほしいと頼んだ。

警察によりますと、「タクシーのドアを内側から誰かが叩いている」「爆竹のような音がした」といった通報があったということです。