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地震被害を受けた能登町、雨で8人が行方不明、捜索続く

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石川県能登町は前日の元旦の強い地震ですでに壊滅的な被害を受けていたが、同地域は大雨に見舞われ、1人が死亡、少なくとも8人が行方不明となっており、捜索活動は日曜日も続けられた。

記録的な豪雨により20近くの河川で洪水や土砂崩れが発生し、道路が遮断され、100以上のコミュニティが孤立する中、救助活動と復旧作業も同地域で継続中だ。

国土交通省によると、1月1日の地震で大きな被害を受け、修復中だった輪島市のトンネルで土砂崩れが発生し、増水した川に流されて行方不明となっている2人と、県が行方不明としている6人のほか、作業員数人とも連絡が取れていない。

2024年9月22日、石川県輪島市の冠水した道路。(共同)

2024年9月22日に撮影された写真は、元日に中部地方の能登半島で発生した大雨の後、強い地震に見舞われた石川県珠洲市の土砂崩れの現場を示している。(共同)==共同

日曜午後までの48時間で、前日から大雨警報が発令されていた能登半島の両市、輪島市では約500ミリ、珠洲市では約400ミリの降雨量が記録された。

両市町村の降水量は平年9月の2倍に達した。大雨が弱まったことから気象庁は午前、両市と能登町に発表していた「特別警報」を「警報」に引き下げた。

しかし気象庁は、48時間で300ミリを超える降雨量を記録した日本海側の別の県である石川県と新潟県の住民に対し、月曜日正午まで大雨によるさらなる災害に厳重な警戒を続けるよう呼びかけた。

気象庁は、1月1日に発生したマグニチュード7.6の地震の影響で両県の一部で地盤が緩んでおり、さらに雨が降ると土砂災害の危険性が高まる恐れがあると警告した。

2024年9月22日撮影の写真。能登半島で大雨が降り、元日に強い地震が発生した石川県輪島市で被災者のために建てられた仮設住宅が浸水している様子。(共同)==共同

今シーズンの台風14号「プラサン」から発達した温帯低気圧が日曜朝にかけて日本海を北東に移動し、日本の広い範囲に大雨をもたらしたと発表された。

政府報道官は、震災地域が依然として復興途上にあることを踏まえ、岸田文雄首相が政府関係者に被害状況を注意深く監視し、地方自治体の要望に沿って対応するよう指示したと述べた。

林芳正官房長官は記者団に対し、火曜日に米国から帰国予定の岸田外務大臣と電話で話し、また馳浩石川県知事とも電話会談したと語った。

能登半島を襲った大雨の影響で1月1日に強い地震が発生した石川県珠洲市の冠水した道路を2024年9月22日、車が走行している。(共同)==共同


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