ホーム jpn 地震の被害を受けた石川県で「前例のない」大雨、1人死亡、10人行方不明

地震の被害を受けた石川県で「前例のない」大雨、1人死亡、10人行方不明

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土曜日に始まった石川県の一部での「前例のない」集中豪雨は日曜日も河川の氾濫や土砂崩れを引き起こし、1人の死亡が確認され、10人が行方不明となっている。

輪島市、珠洲市、能登町は元旦にこの地域を襲った大地震からまだ復興が続いているが、今回の大雨で特に大きな被害を受けており、多くの建物や道路が浸水し、気象庁はさらなる洪水や土砂崩れの恐れがあると警告している。

珠洲市では1人の死亡が確認された。珠洲市、輪島市、能登市では各1人が行方不明となっている。輪島市では国道崩落の復旧作業に当たっていた作業員3人も行方不明となっている。

さらに、石川県は、輪島市の塚田川が氾濫した後、住民4人の行方が不明になっていると発表した。

土曜日に輪島市、珠洲市、能登町にレベル5の特別警報が発令され、住民に直ちに人命救助行動を取るよう促したが、日曜日の朝に通常の警報に引き下げられた。しかし当局は、河川や低地での土砂崩れや洪水の危険性があるため、引き続き警戒するよう呼びかけた。

同庁によると、輪島市では金曜夜から日曜午前8時40分までに497.5ミリの雨が降り、珠洲市では385.5ミリの雨が降った。被災地域の住民約4万5000人に避難指示が出されている。

「これらの市町村ではこれまでにないほどの雨量となっている」と政府の最高報道官である林芳正官房長官は土曜日、記者団に語った。「複数の河川が氾濫し、建物が浸水するケースも多数発生している。」

1月の地震の避難者のための輪島市の仮設住宅が日曜日に水没しているのが見られる。 | 時事通信

林氏は、自衛隊が救助活動と救援活動を支援するために現地に派遣されたと述べた。自衛隊は1月1日の地震後も現地に派遣されており、今月末にその任務を終了する予定である。

気象当局は以前、住民に対し警報を受けて油断しないように呼びかけていた。

気象庁の杉本敏氏は記者会見で「普段は災害が起きにくいと思われている場所でも、最大限の警戒を呼びかけている」と述べた。

「特別警報が発令されるまで避難を待っていたら、手遅れになる可能性がある」と彼は語った。

ソーシャルメディアに投稿された写真や動画には、道路や歩道が茶色い水で覆われ、川が氾濫している様子が写っている。

一方、NHKによると、輪島市や珠洲市などの地域から多数の救助要請があり、土砂崩れや家屋の倒壊の報告があり、救助隊が閉じ込められた可能性のある人々の捜索を行っているという。

気象庁当局は、日本では台風14号として知られている熱帯暴風雨プラサンの接近により、土曜日の雨による危険がさらに増す可能性があると懸念を表明した。

台風は土曜の夜から日曜にかけて日本に近づくにつれて勢力が弱まると予想されているが、当局は依然として強風とさらなる大雨をもたらすと予想していると述べた。

この雨は、マグニチュード7.6の地震がこの地域を壊滅させ、280人以上が死亡し、8万棟以上の家屋が被害を受けてから約10か月後に降った。

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