ホーム jpn 地震に見舞われた能登で降雨により1人死亡、少なくとも6人行方不明

地震に見舞われた能登で降雨により1人死亡、少なくとも6人行方不明

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元旦にマグニチュード7.6の地震に見舞われた石川県能登地方では、土曜日に前例のない大雨が降り、1人が死亡、少なくとも6人が行方不明となっている。気象庁は同地域に大雨特別警報を発令した。

中部地方の能登地方にある輪島市では、集中豪雨をもたらすことで知られる線状降水帯が発生し、午前中に1時間当たり120ミリを超える降雨量を記録した。この地域が観測を開始して以来、最も激しい雨となった。

珠洲市当局は、土砂崩れで家屋が倒壊し、1人が死亡したと発表した。

2024年9月21日に撮影された写真は、大雨後の石川県輪島市の浸水地域を示しています。(共同)==共同

2024年9月21日に撮影された写真は、大雨により洪水となった石川県輪島市の八荷川を示している。(共同)==共同

県北部消防本部によると、警報が発令された珠洲市、輪島市、能登市の3市町村では3人が川に流されて行方不明。また、能登市では2人が重傷を負った。

能登地方の地震復旧を監督する国土交通省は、1月1日の地震で被害を受けた輪島市のトンネル建設現場で土砂崩れが発生し、作業員3人の行方がまだ分かっていないと発表した。

広範囲にわたる浸水により、能登地震の被災者が暮らす輪島市と珠洲市の仮設住宅8棟を含む多くの住宅が被害を受けた。

北陸電力によると、午後5時現在、輪島市で約4300戸、珠洲市で約1100戸、能登市で約840戸が停電している。

土砂崩れで生き埋めになった人がいるとの報告がある。

国交省によると、午後1時時点で県内の16河川以上が氾濫した。1日の地震で堤防が損壊したため、同省は水位が低くても浸水する恐れがあるとして早めの避難を呼び掛けた。

石川県の馳浩知事は、大地震の影響で一部地域で建物が依然として脆弱な状態が続いていることを踏まえ、「予想される危険な状況を考慮して」行動するよう国民に呼びかけた。

2024年9月21日、共同通信のヘリコプターから撮影された、石川県輪島市で元旦に発生した大地震の被災者のために建てられた仮設住宅の浸水の様子。(共同通信)==共同通信

2024年9月21日、共同通信のヘリコプターから撮影された、石川県輪島市で元旦に発生した大地震の被災者のために建てられた仮設住宅の浸水の様子。(共同通信)==共同通信

気象庁はまた、低気圧に暖かく湿った空気が流れ込むため、東北地方の大気の状態が極めて不安定になると警告した。

同庁は、能登を含む東北地方と北陸地方では日曜まで土砂崩れや低地の浸水、河川の氾濫に引き続き警戒するよう呼びかけた。

東部、東北、中部で新幹線を運行するJR東日本は、土曜日の朝から終電まで東北の山形新幹線の一部を運休することを決めた。

大雨のため各地で高速道路や一般道が通行止めとなった。気象庁によると、東北地方と北陸地方では日曜午後6時までの24時間降水量が最大180ミリに達すると予想されている。





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