司法省、汚職スキャンダルに関連した6300万ドルのホルムビーヒルズ邸宅を押収

ホルムビーヒルズ、ロサンゼルス（CNS） — 米司法省は月曜日、アルメニアの政治汚職スキャンダルに関係するホルムビーヒルズにある11寝室のフランス風シャトー風の邸宅を6300万ドル相当差し押さえることで和解に達したと発表した。

司法省によると、この邸宅はかつてアルメニアの元財務大臣ガギク・ハチャトゥリアン氏の一族が所有していたが、米国政府に没収され、最高入札者に売却され、収益の85％が米国政府に留保されることになる。

売却による残りの純利益はハチャトゥリアン夫妻の息子たちと彼らが所有する企業に渡される予定だ。

2011年、元大臣の息子たちを受益者とする信託が、アルメニア人実業家から提供された資金でこの不動産を購入した。当時、ハチャトゥリアン氏はアルメニア共和国の税関を担当する最高位の役人だった。息子たちは、この資金は実業家からの融資として提供されたと主張したが、米国は、返済されずに繰り返し行われた融資は賄賂の支払いの口実だったと主張したと司法省は述べた。

この支払いはアルメニアで刑事訴追の対象にもなっている。

「米国では汚職は容認されないし、外国の役人が自国の汚職を促進するために米国を利用することも許さない」とマーティン・エストラーダ米連邦検事は声明で述べた。

「不正に得た利益の回収は、世界中の腐敗した役人に対し、ここには安全な避難所はないというメッセージを送ることになるだろう。」