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台風が日本南西部に上陸、3人死亡、80人以上負傷

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気象庁によると、台風シャンシャンは木曜日に日本の南西部にある九州本島に上陸し、大雨と強風をもたらし、島内7県で少なくとも80人が負傷、中部地方で3人が死亡した。

気象庁は被災地の住民に対し、自然災害に対する警戒を強めるよう呼び掛けた。一方、公共交通機関は列車や飛行機の運行を取り止め、嵐が進む中、一部の住宅では停電が続いた。

東海旅客鉄道は木曜夕方、沿線に設置された雨量計が引き続き基準値を超えているため、東海道新幹線の全列車を終日運休すると発表した。

九州鉄道は、すでに水曜日夜に新幹線の一部の運行を取り止めているが、台風の移動速度が遅いため、運行の混乱は金曜日まで続くだろうと述べた。

西日本旅客鉄道(JR)によると、山陽新幹線も九州北部の博多から西日本の広島までの区間で金曜日終日運休となる。

日本航空と全日本空輸は、金曜日に地方空港を発着する一部の便も欠航すると発表した。

台風は午前8時ごろ、鹿児島県薩摩川内付近に上陸した。県内の大部分に出された異例の特別台風警報は午前10時30分に解除された。

気象庁によると、午後8時現在、台風は長崎県島原市付近にあり、最大風速162キロで北北東方向にゆっくりと移動している。中心気圧は985ヘクトパスカル。

愛知県蒲郡市役所は、台風による大雨で住宅が土砂崩れに見舞われ、3人が死亡、2人が負傷したことを確認した。

九州電力によると、九州地方7県の26万戸以上が一時停電した。西日本電信電話によると、鹿児島県と宮崎県の一部の固定電話も一時不通となったが、午後2時ごろには復旧した。

2024年8月29日に日本南西部の宮崎市で撮影された写真には、突風後に電力線に垂れ下がった瓦礫が写っている。(共同)

台風シャンシャンによる強風と大雨が日本南西部の九州を襲う中、2024年8月29日、鹿児島市内を歩く人々。(共同)

大手自動車メーカーは、台風の被害を受けた地域を中心に、木曜日に一部の工場の操業を停止すると発表した。トヨタ自動車は、14の工場が金曜日まで操業を停止すると発表した。

店舗やレストランの運営も影響を受け、セブン―イレブン・ジャパンなど大手コンビニエンスストアチェーン2社は九州で約900店を閉鎖し、日本マクドナルドは98店を閉鎖した。

台風の被害を受けた地域の住民は強風と危険な波に備えるよう警告されており、気象庁は状況が悪化する前に避難する準備をするよう呼びかけている。

九州の一部地域では24時間で最大600ミリの雨が予想されている。気象庁によると、嵐の勢いが鈍いため、一部地域では強風と大雨が長時間続く可能性があり、危険性が増す可能性があるという。

台風特別警報は、非常に強い暴風雨が発生した場合に発表される。2022年台風19号の接近に伴い、沖縄県以外では国内初となる鹿児島県に特別警報が発令された。

2024年8月29日、台風10号が九州に大雨をもたらし、大分県由布市の川沿いの農地が冠水した。(共同)

台風10号による大雨で2024年8月29日朝、宮崎市の川が増水した様子をとらえた映像。(国土交通省提供)(共同通信)


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