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南インドで違法醸造酒により少なくとも34人が死亡、数十人が入院

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AP写真/R.パルティバン
インド南部タミル・ナドゥ州カラクリチ地区で、違法に醸造された酒を飲んで死亡した男性の親族らが、2024年6月20日木曜日に葬儀の行列をし、埋葬のため歩いている。

ニューデリー(AP通信)―インド南部タミル・ナドゥ州で、違法に醸造された酒を飲んだ後、少なくとも34人が死亡し、数十人が入院したと地元メディアが木曜日に報じた。

プレス・トラスト・オブ・インディア通信社によると、同州のスターリン首相は、34人がメタノール混入の酒を飲んだ後に死亡したと述べた。

この事件は同州のカラクリチ地区で発生し、地区の最高責任者であるMSプラサント氏によると、100人以上が複数の病院で治療を受けている。同氏は、重篤な患者の数は変化し続けており、死者数はさらに増える可能性があると付け加えた。

近隣地域から救急車、医師、専門家がその地区に派遣された。

政府当局はこれに先立ち、嘔吐や腹痛を訴える数人が水曜日に病院に搬送され、警察による捜査が開始されたと発表していた。

同日遅く、スターリン首相はソーシャルメディアプラットフォームXへの投稿で、犯罪に関わった者は逮捕され、犯罪を阻止できなかった当局者にも措置が取られたと述べた。「社会を破壊するこのような犯罪は、鉄拳で鎮圧されるだろう」と同首相は付け加えた。

インドでは、貧困層が政府運営の酒屋で認可銘柄の酒を買うことができないため、違法に醸造された酒による死亡事故は珍しくない。アルコール度数を高めるために殺虫剤などの化学物質が混入されることも多い違法酒は、密造者が税金を支払わず、大量の商品を貧困層に安価で販売するため、莫大な利益を上げる産業にもなっている。

2022年には、インド東部のビハール州で、無許可で販売された汚染酒を飲んだとされる30人以上が死亡した。同年初めには、グジャラート州で少なくとも28人が汚染酒を飲んで死亡した。また2020年には、インド北部のパンジャブ州で少なくとも120人が汚染酒を飲んで死亡した。



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