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千葉県産おにぎりが発売、横浜の会社がスーパーで「ごんじゅう」販売開始

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三橋提供
Mitsuhashi Inc.’s gonju onigiri rice balls

千葉県館山市 — 千葉県館山市には、甘辛い豚肉、油揚げ、かつお節などの具材をたっぷり詰めたおにぎり「ごんじゅう」という名物料理がある。

横浜市に本社を置く大手米穀卸会社「ミツハシ」が、ごんじゅうを量販商品として開発し、地元の味を次世代に伝えようと今月から販売を始めた。

館山市とその近郊では長年親しまれてきたおにぎりですが、核家族化や食生活の多様化に伴い、食べる機会が減ってきています。

薄茶色のおにぎりを一口食べると、鰹節の香りが漂います。甘辛い味付けが食欲をそそり、油揚げと豚バラ肉の旨味がご飯とよく合います。

かつては、館山がある房総半島南部一帯でごんじゅうが食べられていました。島根県の出雲大社へ参拝する途中、旧暦10月に道中の安全を祈願して食べたと伝えられています。

このおにぎりは、館山市の鶴ヶ谷八幡宮で行われる大きなお祭り「八幡まち祭り」で今でも出されている。

ごんじゅうは、食材をじっくり煮込んで作るので、残暑でも食中毒になりにくいのが特徴です。

「なめろと違って [raw fish pounded with miso, and herbs and spices]「ごんじゅうは、飲食店や小売店ではあまり提供されていません」と館山市の担当者は言う。「昔から家庭料理として親しまれてきましたが、最近は作り方を知っている人が減ってきているように思います」

三橋がごんじゅに着目したきっかけについて、社員の小谷田篤さんは「米の消費量を増やしつつ、地元の食文化を継承できる商品の開発を目指していました。ごんじゅはその目的にぴったりでした」と話す。

館山市は、三橋さんに市内在住の主婦、長谷川美智恵さん(77)を紹介し、ごんじゅうの作り方を教えてもらった。

同社は、彼女の家庭料理の味を再現するのに苦労したが、約半年間の試作を繰り返し、3月に商品化に成功した。

「ごんじゅうの魅力は、かつお節の風味と豚肉のジューシーさ。その風味を損なわずに保存できるよう工夫しています」と小彌田さんは言う。

同社は、ゴンジュを、商業的に開発する一連の郷土料理の第一弾にすることを計画している。

小彌田さんは「さまざまな地域の料理を再現し、地元の味を次世代に伝えていきたい」と三橋さんに強調した。

同社のごんじゅうおにぎりは現在、関東地方のスーパーなどで販売されている。



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